J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
定年間近の中年男が、突然昏睡状態に陥った。生死をさ迷う男の頭には、疎開先を脱走した時、ひとりの山男に助けられたという幼年期の記憶が蘇えっていた。ビートたけしが子供たちに見せるべくして企画したという、心温まるファンタジー。
昭和39年、アメリカで猛威をふるった風しんは沖縄にも及び、風しんにかかった妊婦から数多くの聴覚障害児が誕生した。それから15年後、その時に生まれた聴覚障害児たちが甲子園を目指してろう学校に野球部を設立した。毎夏、熱い興奮を呼ぶ全国高校野球のもうひとつのドラマにスポットをあてた実話に基づく感動の物語。
大阪に住む9歳の良平は、ゴミ清掃車の作業員と親しくなったことをきっかけに、ゴミ収集を手伝うようになる。そんなある日、一人の作業員がゴミ袋に入っていた危険物で大怪我をしてしまい。『君は裸足の神を見たか』などで知られる金秀吉監督が、子供の優しい視線を通して環境問題を訴えた社会派ドラマ。
防犯訓練で銀行強盗役に扮した真面目な警官が次第に暴走して大騒動を巻き起こすサスペンス・コメディ。タガの外れてゆく主人公を本木雅弘が熱演して、俳優としての新境地を開拓した。銀行の予行演習で強盗に扮した謹厳実直な巡査・平田（本木）は、真面目さゆえにあまりにリアルに演じてしまい、取材に来たマスコミから注目される。平田は役にのめり込み、上層部の説得にも応じない。手を焼いた警察側は射撃班まで用意するが。
大阪を舞台に、それぞれ違った青春を送る3人の若者の夢と挫折を描いた青春映画で、タレントの島田紳助の初監督作品。監修は『パッチギ！』の井筒和幸。オサムとショージとヤスヒロは中学時代の同級生。プロのレーサーを目指すオサム、ヤクザ組織に加わったショージ、父の事業を継ぐ事を約束されているボンボンのヤスヒロ。彼らは三者三様の夢を抱えていたが。
一色伸幸原作のウッチャンナンチャンの映画初主演作。ミリタリーおたくの星亨（南原）が、ある「作戦」のため、都内いたるところでオタクの勧誘作戦を繰り広げる。集まったおたくは全部で六人。格闘技おたくの近藤みのる（内村）、パソコンおたくの田川孝（江口）と田川が連れて来た美女・りさ（山口）、無線傍受おたくの水上令子（浅野麻衣子）、アイドル＆改造車おたくの国城春夫（武田真治）、そして引退したフィギュアおたくの丹波達夫（益岡徹）。総勢七人のおたくの使命は、ある赤ん坊の奪還作戦だった！？
ひき逃げ事故を起こしてしまった会社員一家が家族そろって証拠隠滅を図るブラック・コメディ。長塚京三、中尾ミエら芸達者な俳優陣が、典型的な小市民をユーモラスに演じる。接待ゴルフの帰りに女性を轢いてしまった元村（長塚）は自首を決意するが、妻の葉子（中尾）に反対される。証拠となる車をバラバラにすればいいと葉子は解体をし始め、その姿に家族は打たれて協力するように。しかし元村は罪悪感に苛まれ、警察に出頭する。
泉鏡花の同名小説を原作に、歌舞伎俳優の坂東玉三郎が初監督。麻酔を拒否して手術を受ける伯爵夫人と若き執刀医との隠された思慕の念を、耽美な色彩で描く。主演は吉永小百合と加藤雅也。明治時代のとある外科室。貴船伯爵夫人（吉永）は、うわ言で秘密を漏らすからと手術の麻酔を拒んでいた。青年医・高峰（加藤）に麻酔なしの執刀を頼み、周囲の驚きをよそに高峰はメスを握る。実は9年前、2人は植物園で一度だけ出逢っていた。
多感な高校生の友情と恋愛、性を描いた川島誠の同名小説「800」を、『東京ゴミ女』『ヴァイブレータ』の廣木隆一が映画化した青春映画。800メートル走を自己流で走るヤクザの息子でナンパな龍二（野村）は、県大会でハードル選手の翔子（有村つぐみ）に一目惚れ。しかし、翔子は龍二のライバルである進学校の熱血陸上青年・健治（松岡）と寝てしまい。
アラーキーこと写真家・荒木経惟の写真と1990年に他界した陽子夫人のエッセーによって構成されたフォトエッセー集「東京日和」に感銘を受けた竹中直人が撮りあげたある夫婦のせつない純愛物語。写真家、島津巳喜男（竹中）は、妻ヨーコ（中山）と二人暮らし。ヨーコは勤め先に嘘をついて失踪したりと情緒不安定な奇行が目立つようになる。二人は、新婚旅行で訪れた柳川を再訪するが。松たか子、浅野忠信をはじめ、中島みゆき、久我美子、しりあがり寿、塚本晋也ら個性的な顔ぶれが揃った。
日本ファンタジーノベル大賞を受賞した銀林みのるの小説を、『アルゼンチンババア』の長尾直樹が映像化した、心優しいキッズ・ムービー。主演は、『海猿』『西遊記』の伊藤淳史。夏休みも終わり頃、小学6年生の美晴（伊藤）は二つ年下の親友・アキラ（内山）と、武蔵野送電線の一号鉄塔を探す冒険に出かける。ひと夏の思い出を郷愁たっぷりに描く。
広末涼子の記念すべき映画デビュー作であるとともに、自主映画で経験を積んだ原将人の劇映画デビュー作。映画愛を謳う爽やかな青春ストーリー。高校生の遠山杏（広末）は、自分は宇宙人だと言う片岡徹（圓島）と出会う。地球滅亡までをビデオに収めるという彼の突飛な撮影につき合う杏だが、その映画の結末について口論になり。杏の父親役に映画監督の根岸吉太郎。広末は歌声も披露し、本作で1997年度日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
サンダンス・インスティテュートとNHKの協賛による新人監督の登竜門「シネマ100・サンダンス国際賞」の支援で製作された、「あふれる熱い涙」に続く田代廣孝監督第2作。幾多の苦難を乗り越えてロサンゼルスにスシバーを開店した元ベトナム帰還兵ブルースとその妻ミツコがたどる愛の軌跡を描く。スシバーは開店するや予想以上に繁盛するが、ブルースはベトナムの悪夢から逃れられず、やがて夫婦の間に溝が深まっていく。
新宿歌舞伎町を根城にする台湾と日本のハーフ・健一。彼は上海マフィアのボスから、自分の命と引き換えに一人の男を探すよう命じられる。3日の期限を与えられた健一の前に手掛かりを知る女が現れるが。馳星周のベストセラー小説を映画化したハードボイルド・アクションで、金城武の日本映画初出演作。
親友同士の小学生・アキラ（鈴木）と光一（水野）は、新学期にクラスが別々になってしまった。友情は永遠につづくと信じていたふたりだが。少年が、友情や裏切り、別れなどを通して成長していく姿をみずみずしく描いたドラマ。大ヒットを記録した『黄泉がえり』の塩田明彦監督第2作で、99年度ロカルノ国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、イラン児童・青少年映画祭参加作品。
妻に家出された冴えない中年男、ヤクザの義弟、ソープ嬢人生の深い淵に落ち込んだ3人の男女の新たな出発を綴ったラブ・ストーリー。花村萬月の同名小説の映画化。
偏執的な叔父に縛られペンションで働く桃尻トシコ（小日向）は、ある日車で脱出を図るが、素っ裸の男を追いかける黒い車と衝突してしまう。裸の男は鮫肌黒男（浅野）。彼は組織の金1億円を持ち逃げして追われていた。鮫肌に惹かれたトシコは行動をともにすることに。一方、トシコの叔父は彼女が駆け落ちしたと思い込み、殺し屋・山田（我修院）を差し向けた。望月峯太郎の同名コミックをオフビートなタッチで描いたヒット作。売れっ子CMディレクター、石井克人の長編映画監督デビュー作。
耳のきこえない朝子は、一人娘の愛が自分の使う手話のせいでいじめられているのを知りショックを受ける。聾(ろう)学校で演劇部だった朝子は、手話の表現力を生かした面白いお芝居を通して、皆にありのままの自分を理解してほしいと、ろう者の劇団に入るのだが・・・。主演の忍足亜希子をはじめ聴覚障害を持つ俳優たちが出演。ろう者の立場に立って彼らの日常をリアルな視点で描いた映画として脚光を浴びた秀作。
全日本弁護士連合会会長の鬼追明夫弁護士ら弁護士、市民が製作カンパを呼びかけて製作された、異色ドキュメンタリー。開かれた司法を作り出したドイツと、統制司法を貫く日本。戦後の状況が同じ日本とドイツの司法制度を比較し、日本の司法の「歪み」を浮き上がらせる。撮影許可が下りない裁判所や裁判官たちに、片桐監督が迫る。
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