J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
|
|
|
|
|
万年係長の冴えない警察官（内田）は妻に離婚され、娘は妻と引き取られている。慰謝料や養育費も支払えず、娘がお金をせびりに来れば断れない彼は、結局、サラ金地獄に陥って抜け出せなくなる。ついに郵便局強盗を企てるのだが。崔洋一監督の劇場映画デビュー作であり、内田裕也が企画、脚本、主演をこなした異色の実録犯罪もの。
謎の事件に巻き込まれた女子高生のひと夏を描く赤川次郎原作のミステリー。高校最後の夏休み、敦子（渡辺）の前から突然父が姿を消す。その日から敦子の周りで奇妙な出来事が続発。やがて敦子は父が残した1枚のフロッピーディスクの内容を知ったことから、国際スパイ事件に巻き込まれていく。角川3人娘の中でも演技力が抜群と言われた渡辺が若々しい魅力を振りまく。
逮捕された旧友を救うため、警察と結びついている町の顔役と対決する男の姿を描いた、北方謙三原作の本格ハードボイルド。沖縄全編ロケを敢行した映像も効果的。監督は『月はどっちに出ている』『刑務所の中』の崔洋一。
北方謙三原作、崔洋一監督のハードボイルドな世界に原田知世が挑むサスペンス映画。国外逃亡を謀るヤクザ・庄司（菅原）とそれを助けるバーテンダー・田村（永島）のもとに、黒いドレスを着た謎の女・冽子（原田）が現われる。黒いドレスをまとい、無意識のうちに男たちの心を惑わせる女に扮し、それまでの清純な少女のイメージと決別した原田知世の体当たり演技が印象的。
ドラッグと暴力にあふれる199X年のNEW KABUKI TOWN。ストリートギャング、少女秘密結社、新宿第4分署の悪徳警官の勢力が三分する中で、ドラッグを略奪したあすか（つみき）は、旧友ヨーコ（武田）との対決を迎える。近未来を舞台にくり広げられるストリート・ギャングと少女たちの過激な戦いを描いた、高口里純のコミックを原作にしたバイオレンス・アクション。
16 歳の少女エリ（中川）は人気ロックバンド“バスターズ”のリーダーでヴォーカルのサチオ（石橋）に惹かれ、二人は結婚して子供をもうけた。その後、エリはバンドの一員として歌うことに生き甲斐を感じるようになるが。利根川裕の小説『喜屋武マリーの青春』を原案として、ベトナム戦争期の沖縄を舞台に繰り広げられるロックバンドの若者達を描いた青春映画。
WOWOWの“J MOVIEWARS"の一編として製作・放送された、在日朝鮮人のタクシードライバーを主人公に、“民族と差別”という問題意識をエンターテインメントに昇華させた画期的な作品。後に監督自身によって劇場長編映画として『月はどっちに出ている』が製作されている。タクシー運転手の忠男（石橋）は、母親の経営するスナックで働くフィリピーナ、コニー（モレノ）と出会う。勝ち気なコニーに惹かれた忠男は同棲生活に踏み切るが。原作は梁石日の「タクシー狂躁曲」。
劇場長編映画「月はどっちに出ている」の崔洋一監督・岸谷五朗主演のコンビによるホームコメディ。飴屋一家の家業は詐欺師。結婚と離婚を繰り返す母（絵沢）のもとには父親の違う兄弟が4人。故郷の市長選トトカルチョで大損した一家は、一発逆転を目指して四国から花の東京へやってくる。なんとか大金を騙し取るが、一番信頼していた家族の一人にハメられて。原作は脚本家鄭 義信と崔 洋一の共作。
連続殺人事件の真相を追う刑事たちの姿を骨太に描いた本格犯罪ドラマ。高村薫の直木賞受賞作を「月はどっちに出ている」の崔洋一監督が映画化。出演は中井貴一、萩原聖人。元暴力団員が不可解な手口で殺された。後日、法務省の刑事が同一手口で殺害され、合田警部補（中井）は捜査を開始する。被害者２人を結ぶ弁護士の林原(小林)、さらに学園紛争時に起きた内ゲバ殺人事件が浮かんでくる。林原もまた何者かに恐喝されているようだが…。
芥川賞を受賞した沖縄在住の作家、又吉栄喜の同名小説を崔洋一が映画化。沖縄の伝説を軸に、独特のユーモアを漂わせながら、家族の絆や人と人とのふれあいを温かく綴る。“真謝島”の豚小屋で生まれた正吉（小澤）は、島を出て大学に通っていたが、ある日いきつけのスナックで豚の闖入に遭遇。豚がもたらすという厄をはらうため、彼はスナックのネーネー（お姉さん）たち（早坂、あめく、上田）を神の島“真謝島”に連れて行く。音楽は大熊亘。
井上ひさしが自身の青春時代を下敷きとして描いた作品「モッキンポット師の後始末」を小澤征悦が朗読する。演出は「カムイ外伝」の公開も記憶に新しい崔洋一。小澤とはデビュー作「豚の報い」でタッグを組んだ。小説の舞台となった若葉修道院でロケを行った。東北のカトリック系高校を卒業した小松青年は上京し、S大学文学部仏文科主任教授のモッキンポット師と出会う。怪しげなアルバイトに手を出しては尻拭いを神父にさせる小松ら３人組と、彼らの行状に頭を悩ますモッキンポット師の奇妙な共犯関係を描く。
実在したラブラドール・レトリーバーの盲導犬の生涯を描いたベストセラー「盲導犬クイールの一生」を映画化した感動作。わき腹に鳥が羽を広げているようなブチがあることから、“クイール（鳥の羽）”と名づけられた子犬。一歳のときから盲導犬として訓練され、クイールはパートナー渡辺（小林薫）とめぐり会う。最初は息が合わなかったものの、徐々に心を通わせて、かけがえのない関係となるが。
|||||
