J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
幕府隠密に殺された大坪左源太より名刀「火焔」をたくされた源氏九郎。左源太に代わり「火焔」の真偽を試す奉納試合にのぞむが、試合場の三島神社には名刀「水煙」が納められていた。そしてこの二ふりの宝刀にはある財宝のありかをしめす秘密が刻まれていたが。幕末を舞台に、源義経の子孫・源氏九郎が、義経ゆかりの財宝をめぐる勤皇派や佐幕派、盗賊らの争いに立ち向かう柴田錬三郎原作の時代劇シリーズの第1作。
桑名十一万石松平家の次男坊・千代三郎は、堅苦しい大名生活と縁談話から逃げ出し、浅草の掛小屋で太鼓叩きをして暮らしている。ある日、お家騒動で奸臣に追われるお姫様を救い、互いにひかれ合うようになるが、そのお姫様こそ縁談の相手だった。花のお江戸で繰り広げられる痛快無類の若殿行状記。楽しく明るく生きるため市井に飛び出した若殿が、持ち前の義きょう心から悪と闘うという、大川橋蔵の魅力全開の興趣編。
白装束の美剣士・源氏九郎の活躍を描いた「源氏九郎颯爽記」シリーズの第2作。秘剣「火焔」「水煙」を手に入れた源氏九郎は、義経の財宝がかくされている無人島にむかう。そこにあったのは小さな黄金の観音像ただひとつ。九郎は義経がのこした宝とは観音慈悲の心であることを知る。だが、元海賊の貿易商・播州屋十兵衛や貧乏貴族など、欲にくらみ財宝をねらう人々が九郎につきまとい。
平安朝の頃、陸奥に悪路王を将とする反乱軍がほう起した。その鎮圧のため朝廷の秘命をおびて潜入した小田の武麿は、官軍の到着を待って孤軍奮闘する胆沢城を目指すが、赤鷲(あかわし)や夜叉姫ら悪路王の配下が彼の正体を見破り容赦ない襲撃をしかけてくる。大川橋蔵演じる美ぼうの騎士が、平安京の興亡を一身に担って反乱軍の真っただ中に躍り込む、剣と恋あやなす時代劇スペクタクル。
御用ちょうちんと十手の波をかいくぐり、神出鬼没の活躍を見せる義賊ねずみ小僧次郎吉を、大川橋蔵がさっそうと演ずる痛快娯楽時代劇。故郷の恋人おたかとその弟・吉五郎を江戸に連れて来ようとした次郎吉。だが行き違いからおたかと離れ離れになり、武士の乗った馬に吉五郎がはね殺されてしまう。恨みから大名屋敷だけをねらう盗賊となった次郎吉のほろ苦い人生をとおして、ねずみ小僧誕生のいきさつを描く。
五つの時に別れた母を、探し歩いて二十年。母恋い長脇差を血にぬらし、やっとめぐり合ったその時は。文壇の巨匠長谷川伸の万人の胸をとらえた“涙の名作”を中村錦之助の名演で描いた才匠加藤泰監督の股旅慕情の名作。
豊臣勢が徳川勢との決戦を迎えた戦国の世。出生時に宇宙から降ってきたイン石の影響をうけ、不思議な能力を身につけた猿飛佐助が、むささびのお霧らとともに真田幸村の部下となり、大阪冬の陣、夏の陣で暴れまわる。60年安保闘争を投影した福田善之(『風と雲と虹と』脚本家)の舞台劇の映画化で、政治の力のなかに抹殺されていく猿飛佐助ら真田十勇士の破天荒な戦いぶりを、歌とギャグとアクションでつづった異色の痛快娯楽時代劇。傑作。
熊野山中の幻の国「安羅井」を巡る陰謀に巻き込まれる信蔵と美姫の数奇な運命と恋を織り込むサスペンス溢れる司馬遼太郎原作忍法ロマン。眠る黄金、美姫の恋、迫る邪剣!江戸と秘境を波瀾で結ぶ剣と恋をエース大川橋蔵と才匠加藤泰監督が新感覚で描く痛快忍者サスペンス大作。
竹を割ったようないい気ッ風!男桜と生まれたからにゃ、どうせ一度は散らねばならぬ!御荷物御車を旗印に、乗ったお客を荷物扱いする江戸っ子気質の車屋辰五郎と浪花芸者喜美奴の炎のような恋を軸に、東京やくざと大阪やくざの意気地と意気地の張り合いを才匠加藤泰監督がテンポよく描いた痛快傑作篇。
明治の大阪を舞台に、任侠渡世をひたすら守り抜いた二代目の跡目を継いで、三代目を襲名し、新興やくざと対決、男の道を切り開くまでを、多彩な興趣の中に描いた才匠加藤泰監督の本格派任侠映画の傑作。
一宿一飯の仁義ゆえに、心ならずも斬った男の女房子供と、恩愛の旅をゆく旅鴉の人生流転。長谷川伸股旅小説の代表傑作を、才匠加藤泰監督が中村錦之助の至芸と涙と脇差舞わせて描く股旅映画史上屈指の傑作名篇。
ある男が5人の有閑マダムを次々と殺害。やがて事件の背後に、5人によって犯されて自殺した少年の姿が浮かびあがる。東映の時代劇や任侠映画で知られる加藤泰が、松竹に招かれて撮った唯一の現代劇。
[1940s][1950s][1960s][1970s][1980s][1990s]