J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
石原慎太郎が弟・裕次郎のヒット曲に想を得て書き下ろした脚本を、蔵原惟繕が監督第一作として映画化。のちのムード・アクションの先駆けともなった石原裕次郎の初期の代表作のひとつ。けんかで人を殺してしまった元ボクサーの譲次は、兄のあとを追ってブラジルに行くことを夢見ていた。だが実は兄はブラジルに行く前に波止場の顔役に殺されていたことを知り、単身復しゅうに乗り込む。
大会社に乗っ取られた小さな建設会社の部長の任にある父親が、自分は単に利用されているだけだと悟り、建築学科生の息子と共に遅れていたビル工事を突貫で完成させるが。正に裕次郎、本領発揮のアクション映画。工事中のビルが風速40米の台風に襲われる大暴風雨シーンでは、裕次郎の男っぽい魅力が炸裂。「何、風速40メートル?」とセリフの入った主題歌も大流行。
千葉・館山の女子高校に赴任した体育教師の吉良千吉。たちまち女子学生たちの人気者となった彼は、自分のせいで職を失った老教師の娘に恋をする。そんななか水産研究所の悪事で土地の漁師が犠牲となっていることを知った千吉は、事態の究明に乗り出す。石原裕次郎がアウトサイダーの役柄から一転、明るい熱血漢の教師にふんした作品で、ボクシング、空手、柔道とスポーツ万能ぶりを発揮して悪徳ボス一味と闘う青春活劇。
悪徳業者の陰謀に勝ち、理立工事の入札に勝った中西組は、様々な妨害工作と闘いながらも工事を進めていた。だがそんな折、工事現場に台風が直撃し、打撃を受けてしまう。小林旭が、陰謀渦巻く土建業界に挑む正義の男に扮したアクション映画。
思春期の男女の異性への憧れを描いた石坂洋次郎の小説『夏の陰画』を、浜田光夫とのコンビで映画化した青春ストーリー。高校3年の亮子は幼馴染みの行雄のことが好きだったが、彼は亮子を子供扱いしてまるで相手にしない。行雄は国語教師・のぶ子に恋していたのだ。そしてついに行雄はのぶ子に告白するが。
宍戸錠主演の痛快アクション作。数多くの石原裕次郎主演作から『南極物語』といった超大作まで、大胆でスタイリッシュな映像が持味の蔵原惟繕が監督を務める。海中事故で仲間を失い、傷を負った潜水夫・ジョーは、仲間を見殺しにした汚名を着せられ、港を転々と流れ歩く日々。そんなある日、ひとりの女性と出会うのだが。
小林旭がアクロバット・パイロットに扮した航空アクション。大迫力の空中戦が見どころ。榊は航空自衛隊アクロバット・チームの一員。彼の兄は私設の航空集団太平洋の維持に懸命だが、麻薬商人の仕事を請け負ってしまう。榊は麻薬商人と兄の間のいざこざに巻きこまれて。
メキシコ・ロケによる宍戸錠主演のみそ汁ウエスタン。スペイン語を話していたメキシコ人が突如、日本語吹替でしゃべりだすなどツッコミどころ満載。リアリティを放棄した無国籍アクションならではのテイスト溢れる痛快大怪作!怪しい中国人役でおなじみの藤村有弘が、本作ではメキシコの殺し屋役で怪演している。デンジャーマン(危険屋)のジョーは、殺人者の汚名を着せられたまま死んでしまったメキシコ人の友人の身の潔白を証明するため、メキシコにわたる。
新進画家の次郎は、ジャズピアニストの友人と同居しながら、恋人久子の肖像画制作に没頭している。彼は久子との婚約報告のため、肖像画を売って実家に帰る旅費をつくるが、出発の日、久子は事故にあい、記憶を失って行方知れずになってしまう。銀座を舞台に、若者の恋と夢、青春の希望を描いた石原裕次郎の大ヒット曲の映画化で、浅丘・石原コンビの先駆けとしても注目されるメロドラマの秀作。
売れっ子ディスクジョッキーの大作にはマネージャー兼恋人の典子がいるが、このところの多忙さに二人の仲は倦怠気味。ついに大作は全てを投げ出して、ある男女の純愛を成就させるために、ジープで九州へ向かうことに。愛の在り方をめぐって葛藤する若者の姿をスピーディなテンポで描いた快作。
北海道稚内の昆布採りの娘・みふねは、貧しさのため人買いに売られるが、途中で逃げ出しジョーという見知らぬ男に助けられる。アイ・ジョージのヒット曲『ガラスのジョニー』を主題歌に、裏切られても美しい心を失わない少女と、孤独な男の流転の人生を描いた異色アクション。
日常に倦怠しきった踊り子と、やはり日々の生活に嫌気がさしたパイロット。ひょんなことから出会った二人は、何か面白い事をしようとオンボロのセスナを手に入れる。『憎いあンちくしょう』のスタッフ、キャストによる青春ドラマ。
蔵原惟繕の最高傑作と称される 加茂菖子原作の純愛もの。浅丘ルリ子の出演100本記念にあたる作品で、愛する者を奪われ、精神的に追い詰められていく女を狂おしく演じ、女優として大きく飛躍する分岐点となった。きよのと拓治は情熱的に愛し合い結婚したが、拓治は戦争に駆り出されてしまう。やがて拓治は負傷して帰還。しかし回復した拓治に再び赤紙が舞い込み、きよのは寂しさから精神的に追い詰められていく…。
レコード大賞受賞の岸洋子の同名曲を主題に、蔵原惟繕が監督を務めた青春ドラマ。愛の焦燥にもだえるミュージカル女優に浅丘ルリ子、失明を予告された不治の眼病に侵される少女を松原智恵子が演じる。新作映画「夜明けのうた」の出演依頼が女優の典子に舞い込むが、その内容は付き合っている妻子ある作曲家との情事に酷似していた。
1枚のレコードをきっかけに知り合った和江と幸雄は、互いの親族に紹介するほど愛し合うようになった。だが親代わりに幸雄の面倒をみている岩井だけは、そんな二人を複雑に感じていた。やがて岩井の不安が的中、幸雄は原爆症で入院してしまう。渡哲也が吉永小百合と初共演した記念すべき作品。
大阪の資産家、杉本家。悦子(浅丘)は、夫に先立たれた後も、義父・弥吉(中村)の妾として、その広大な邸に住み続けていた。次第に彼女は若い庭師・三郎(石立)に惹かれはじめるが、三郎は同じくそこで働く女中を妊娠させていた。三島由紀夫の同名原作を独特なカメラワークと演技展開で描いた文芸メロドラマ。二律背反の心理と葛藤を浅丘が見事に演じきっている。
昭和33年2月、例年にない悪天候という事態に南極観測第一次越冬隊はやむなく15匹のカラフト犬を南極の地に置き去りにした。そのうちの2匹の兄弟犬、タロとジロの生存が約1年後の昭和34年1月、第三次越冬隊によって生きて発見された。この“奇跡の生存”は世界中を感動の渦に巻き込んだ。南極の雄大な風景を背景に、食料もない厳寒の地でひと冬を乗り切った2匹の犬の過酷なサバイバル生活と、置き去りにせざるを得なかった越冬隊員たちの苦悩のドラマを交錯させながら感動的に描いた超ヒット作。
14,000キロを22日間かけて走破するという世界で最も過酷なレース「パリ・ダカール・ラリー」に賭ける熱き男たちの、情熱とロマンと人間模様を描いた大作。今年も4台の三菱パジェロで砂漠に挑もうとしているチーム「dankai」に、スポンサーから自社製品のcmに起用している人気歌手をチームに加えろとの至上命令が下る。しかし、そのタレントは全くの素人だった。大変な荷物を抱え込んだチームは、今は引退して外国にいる伝説のメカニック兼ドライバー・本間英次(高倉)をサポートトラックのドライバーとして引っ張りこむ。そして、いよいよ第10回パリ・ダカール・ラリーはスタートする。
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