J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
少年院の教官だった経験を基にした軒上泊の原作を寺山修司が脚色、『もう頬づえはつかない』の東陽一が映画化。ふとしたことから少年院に入ることになった少年が、そこでさまざまな経験を通じて少しずつ大人へと成長していく姿を描いた青春映画の秀作。高校野球の3塁手として活躍していたサードは友人のⅡBと女の子ふたりで、“どこか大きな町へ行く”ために資金を稼ごうと売春を始める。が、ある日ヤクザにつかまったサードは少年院へ入れられて。
ベストセラーとなった見延典子の早大文芸科卒業小説「もう頬づえはつかない」を東陽一が映画化。一人の女子大生の愛と性を、“シラケ世代”と言われたポスト学園紛争のムードそのままに映像化したような作風が話題に。早稲田大学文学部に通うまり子(桃井)は、彼女のアパートに転がり込んできた同じ大学の橋本(奥田)と同棲中。まり子には、半年前にふらりと姿を消した恒雄(森本)という恋人がいた。ある夜、まり子の部屋にふらりと恒雄が現れて。
五木寛之のベストセラー小説の映画化。平凡なOLが自分らしい生き方を模索し、羽ばたく様を軽快なタッチで描く。博多に住む4人姉妹の次女・奈津子(烏丸)は、前衛劇団の公演を観に行き、写真家の中垣(本田)と知り合う。中垣に自分の中の何かを触発された奈津子は彼にヌード写真を撮ってもらい、東京行きを誘われる。
詩人・金子光晴と長年生活をともにした女性の関係を綴った「金子光晴のラブレター」を、東陽一が映画化。高橋恵子(旧・関根)が中村嘉葎雄との大胆なラブシーンに挑戦し、話題を呼んだ。30歳以上も年上の詩人・小田(中村)を愛した有子(関根)は、他人に白い眼で見られながら彼の訪れを待っている。勝手に籍を入れられたり、堕胎をさせられても有子は小田を愛し続けるが。
片岡義男の小説を、『サード』『もう頬づえはつかない』の東陽一が映画化。都会に住むある一組の夫婦。杉本(草刈)は妻・芙美子(樋口)がクレジットカードを31枚持っていようが、お金のためにほかの男に買われようが何も干渉しない。ある日、杉本は芙美子を残してふらりとバイクで消える。妻はそれを受け入れ、ある決意をする。都会に住む若い夫婦の現代的なライフスタイルを描くドラマ。
絵本作家・田島征三の少年時代を綴った同名の自伝的エッセイを、『橋のない川』の東陽一が映画化。戦後から間もない昭和23年の高知の田舎を舞台に、やんちゃな毎日を送る双子の兄弟の少年時代がみずみずしく描かれる。双子の田島兄弟の少年時代を演じたのはオーディションで選ばれた実際の双子の松山翔吾・慶吾兄弟。ベルリン国際映画祭銀熊賞ほか、キネマ旬報ベストテン第5位、原田美枝子が同主演女優賞を受賞。
読売文学賞小説賞を受賞した筒井康隆の同名小説を映画化。大河ドラマ『義経』に出演中の石原さとみのデビュー作。まっすぐに生きる刑務所帰りの祖父(=グランパ)と、勝ち気で正義感あふれる孫娘の心の交流を描く。優しい両親(平田、宮崎美子)とグランマ(波乃久里子)とともに幸せに暮らしてた中学1年生の珠子(石原)。そんなある日、13年ぶりにムショから出てきたグランパ・五代謙三(菅原)が戻ってくる。時代錯誤的なグランパの振る舞いに戸惑う珠子だったが、街のみんなから慕われ、実直に生きるグランパと心を通わすようになる。そんなとき、13年前になくなった資金2億円の行方を追うヤクザの親分・疋田(伊武雅刀)から、グランパが呼び出され。
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