J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
サガンの「ブラームスはお好き」をもとに、長年結婚しないでいる中年カップルが一人の青年の登場によってその関係を変化させていく様をいきなタッチで描く。経済的にも自立し、お互いに束縛しないという不文律の中で付き合い続けるロジェとポーラ。そんな二人の前に、10歳以上も年下のフィリップが現れ、ポーラと彼は同せいすることに。フィリップ役のアンソニー・パーキンスがカンヌ映画祭男優賞を受賞。
冒険小説の大家アリステア・マクリーンの同名ベストセラー小説を映画化した戦争アクション大作。難攻不落とされるドイツ軍の要塞破壊計画に挑む連合軍特殊工作員6人の活躍を描く。1943年第二次大戦下。ドイツ軍はナバロン島に据えた砲台によってケーロス島を除くすべてのエーゲ海方面の島を制圧。連合軍はケーロス島に孤立したイギリス軍を救出すべく、この巨大な砲台の爆破作戦をたてる。アカデミー特殊効果賞受賞。
アメリカ政界の内幕を描いたアレン・ドルーリーのピュリツァー賞受賞小説を『栄光への脱出』のオットー・プレミンジャー監督が映画化。新しい国務長官候補として大統領に指名を受けたレフィングウェル。意外な人選に政界は揺れ、国務長官の席をめぐって様々な裏工作や駆け引きが繰り広げられる。やがてレフィングウェルに不利な過去が暴かれ。名優チャールズ・ロートンがレフィングウェルを引きずり下ろそうとする議員を熱演、彼の遺作となった。
ハーパー・リーのピュリツァー賞受賞小説『ものまね鳥を殺すには』の映画化。不況の1930年代、アメリカ南部の小さな町での出来事を、二人の子供の目を通して描いた社会派ドラマ。アラバマ州の田舎町。頼もしい父親であると同時に、黒人差別とたたかう弁護士にふんしたグレゴリー・ペックがアカデミー主演男優賞に輝いたほか、脚本賞、美術・装置賞を受賞した。
ポール・ニューマンがノーベル文学賞受賞作家にふんし、物理学賞受賞者をめぐる陰謀に巻き込まれていくサスペンス・スリラー。ノーベル賞授賞式が行われるストックホルム。文学賞のクレイグは、物理学賞受賞者であるストラトマン博士の言動に疑問を感じ、彼が偽者ではないかという疑いを抱く。果たして、博士の件で呼び出されて出向いた先で殺人事件が起き、彼自身の身にも危険が迫る。
第二次大戦末期、イタリアからオーストリアへ移送されることになった捕虜たちの大脱走劇を描いた戦争アクション。イタリア中部の捕虜収容所にアメリカ空軍大佐ライアンが収容された。やがてイタリア軍が連合軍に降伏し、ドイツ軍は700名に及ぶ連合軍捕虜たちの移送を決行。ライアンはこの機を利用して輸送列車を乗っ取り、行き先をスイスに変更して脱走しようとするが、ドイツ軍のしつ拗な追撃にあう。
ナット・キング・コールの軽快な歌にのせ、父の仇を討つため奔走する娘と荒くれ者の男たちの姿を描くほのぼのウエスタン。ジェーン・フォンダはもちろん、酔っぱらいのガンマン役のリー・マーヴィンが素晴らしい
ブロードウェーの大ヒット・ミュージカルを映画化。古代ローマを舞台に繰り広げられるドタバタ喜劇で、舞台で主演を務めたゼロ・モステルがそのまま映画にも主演した。何とかして主人の支配から逃れたいと願う奴隷のスードラス。そんなある日、自由になるための絶好のチャンスをつかんだ彼は、隣近所を巻き込んで大騒動を展開する。晩年のバスター・キートンが独特の存在感を漂わせ、ユニークな演技を披露。
ブロードウェーで大ヒットした舞台劇の映画化。ある日突然、麻薬組織の犯罪に巻き込まれた盲目の人妻の恐怖を描いたサスペンス。オードリー・ヘプバーンが盲目の主人公を熱演。写真家の夫サムが、カナダからの帰途知り合った女性から人形を預かり、妻スージーの待つアパートに戻る。人形の中には麻薬が縫い込まれていたが、そうとは知らずサムは再び仕事で旅立つ。その後、スージーのもとに麻薬の行方を追う3人の男が訪れる。
ドン・ピアースの同名小説を映画化。ポール・ニューマンが、権力に徹底的に反抗し、幾度となく脱獄を繰り返す囚人を演じ、絶賛を浴びたアメリカン・ニューシネマの傑作。監督は社会派のスチュアート・ローゼンバーグ。ルークの囚人仲間を好演したジョージ・ケネディがアカデミー賞助演男優賞を受賞。ラロ・シフリンの音楽も印象的。
反抗的な生徒たちが、先生の熱意に感化され次第に変化、立派に成長していく…学園ドラマの王道をシドニー・ポワチエが熱血教師役で熱演。ルルが歌った主題歌も全米1位になる大ヒットを記録した。
ブロードウェーの大ヒット・ミュージカルの映画化。「努力しないで出世する方法」という本を手に入れた窓ふき係の青年が、その本に書いてある通りに行動して見事恋も仕事も大成功するまでを痛快に描いたミュージカル・コメディー。主演2人と社長役のルディ・バリーは、初演舞台版と同キャスト。舞台版はトニー賞で作品賞・主演男優賞など7部門を受賞、ピュリツァー賞にも輝いた名作。
「ナバロンの要塞」などで知られる冒険小説の巨匠アリステア・マクリーン原作の映画化。第2次大戦中、‘鷲(わし)の城’と呼ばれる難攻不落のドイツ軍要塞(ようさい)にアメリカの将軍が捕らわれの身となった。彼を救出するため、リチャード・バートン率いる6人のイギリスちょう報部員とイーストウッドふんするアメリカ軍特殊部隊中尉が、‘鷲(わし)の城’に侵入する。スリルあふれるアクション大作。
スタント・ショーのバイク乗りだったキャプテン・アメリカとビリーは、麻薬の密売で大金を手にいれ、大型バイクで自由を求め旅に出る。しかし、ヒッピースタイルの彼らは、行く先々で人々の拒絶にあう。そんな中、酔いどれ弁護士ジョージと知り合い意気投合。3人で旅をすることになるのだが・・・。アメリカの魂を、良心を求めた男たちの生き様を鮮烈に描いたアメリカン・ニュー・シネマの代表作。低予算で現実的な作品でも優れた商品になる事をハリウッドに知らしめた記念すべき作品。
大ヒット舞台劇の映画化で、イングリッド・バーグマン久々のアメリカ映画出演が話題を呼んだコメディー。ニューヨーク五番街で歯科医をしている独身のプレイボーイ、ジュリアン。彼は自分が作った嘘が元で、恋人トニーと堅物の看護師ステファニーの間で珍騒動を巻き起こす。トニー役のゴールディ・ホーンはこのデビュー作でアカデミー助演女優賞を受賞している。
14歳の勝気な少女マティは、雇い人トム・チェニーに父親を殺され復しゅうを決意する。彼女が助っ人として雇ったのは大酒飲みの保安官ルースター・コグバーンと、腕の立つテキサス・レンジャーのラビーフ。トムと悪漢4人組を追って3人は旅に出るが。クライマックスの決闘はジョン・ウェインならではの豪快さで、彼はこの作品で初めてアカデミー主演男優賞を獲得した。
容姿コンプレックスから卑屈になっていた少女が、愛を知り自分の生き方を見出すまでを描く。ポップなインテリアやヘンリー・マンシーニの切ないメロディが印象的な佳作。アル・パチーノの映画デビュー作としても知られている。