J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
コーエン兄弟のデビュー作を彼ら自身の手で再編集したハードボイルド・タッチのスリラー。アメリカ南部の田舎町を舞台に、妻の浮気が招いた殺人事件を描く。図太く、弱い人間の性。
監督・脚本を担当する兄ジョエルと製作・脚本担当の弟イーサン・コーエン兄弟コンビのデビュー2作目。子宝に恵まれない夫婦が思い余って赤ちゃんを盗んでしまったことから巻き起こる騒動をブラック・ユーモアたっぷりに描く。コンビニ強盗の常習犯ハイは、刑務所で出会った婦人警官エドにひとめぼれして出所と同時に結婚するが、エドが不妊症だということが発覚。そんな折、テレビで5つ子誕生のニュースを見たハイは。
1920年代、禁酒法下のアメリカ東部のある都市を舞台に、アイルランド系ギャングとイタリア系ギャングの抗争を描くドラマ。監督は『ディボース・ショウ』のジョエル・コーエン。
1941年。映画のシナリオを依頼された劇作家のバートン・フィンクは、ハリウッドに渡りホテルにチェック・インするが。劇作家が宿泊したホテルで悪夢の体験をするドラマ。
金の穴埋めのため自分の妻を誘拐し、義父から身代金を騙し取ろうと考えた男が、ある2人組に誘拐を依頼する。ところが、彼らのずさんな行動から、計画が狂い始め、次々と犠牲者が出る。実際に起きた事件にヒントを得て制作されたという本作は、雪に白く染まった田舎町を舞台に、単純な誘拐事件から始まった殺人事件を滑稽かつ悲しく描いた異色作である。監督・製作・脚本を務めたコーエン兄弟が生みだした、ユーモラスで多彩な登場人物と、独特な間合いで繰り広げられるストーリー展開は、多くのファンを魅了し、96年のアカデミー賞では脚本賞を受賞。同年のカンヌ国際映画祭でも監督賞(ジョエル・コーエン)を受賞するなど、彼らの人気を一層引き上げる作品となった。
コーエン兄弟が放つ異色コメディ。職なしデュードに降りかかる災難の数々!?
気ままに日々を暮らす無職のデュードをチンピラ二人組が女房の借金を返せと詰め寄ってきた!しかし結婚などしていないデュードには寝耳に水。さんざん脅かされ絨毯に小便をかけられた揚げ句、チンピラ二人組は人違いをしたことに気付き出ていった。どうやら彼の本名と同姓同名の億万長者が存在しているらしい。早速デュードはリボウスキを訪ね絨毯を弁償してもらおうとするが。
『ファーゴ』のコーエン兄弟が古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」に想を得て脱獄囚3人の珍道中を描いたコミカルなロード・ムービー。彼らの目的は昔リーダーのエベレットが手に入れ、隠しておいた現金120万ドルを手に入れること。もうすぐダムの底に沈んでしまう大金を目指して旅をする3人は、次々と起こる不思議なハプニングを通して、本当に大切な宝物の存在に気付いていく。
1949年夏、エド・クレインは、妻の兄が経営する小さな床屋で働いている。エドは、デパートの帳簿係をしている妻ドリスが、ボスであるデイヴと深い関係にあることに気づき始めていた。ある日、理髪店を訪れた見知らぬセールスマンから、新しいベンチャー・ビジネスの話を持ちかけられる。乗り気になったエドは資金を稼ぐため、不倫をネタにデイヴに金を要求する。しかし、その恐喝は様々な悪夢を巻き起こす。
『ファーゴ』や『オー・ブラザー!』のコーエン兄弟が、婚前契約をめぐる男と女の駆け引きを、皮肉たっぷりに描いたロマンチック・ラブ・コメディー。やり手の離婚訴訟弁護士に『オーシャンズ11』のジョージ・クルーニーが、財産目当ての結婚を繰り返すしたたかな美女に「シカゴ」のキャサリン・ゼタ・ジョーンズがそれぞれふんし、反発しあいながらもひかれあう男女の絶妙な掛け合いをゴージャスに演じている。
完全犯罪をもくろむ泥棒集団が、がんこな老婦人のせいで翻弄される様を描く、オフビートな犯罪コメディ。ジョエル&イーサンのコーエンの兄弟が、初めて共同監督としてクレジット。
パリの各地区を舞台にした人間ドラマの数々を全18話(1話約5分)の構成で見せる珠玉のオムニバス。ガス・ヴァン・サント、ジョエル&イーサン・コーエン、ウォルター・サレスほか世界中の名匠が集まり、それぞれの「パリ」が描かれる。
2007年5月、カンヌ国際映画祭が60回目の開催を迎え、記念すべき年の一大プロジェクトとして、世界の著名監督に委嘱した短編によるオムニバス作品が作られることになった。国籍もキャリアも全く異なる監督たちが名を連ね、日本からも北野武監督が参加。3分間という制限の中で、監督たちがそれぞれの視点による“映画館”を描く、まさに珠玉のオムニバス作品。