J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
今やアカデミー常連のクリント・イーストウッドの初監督作で、ストーカーに付きまとわれる恐怖をヒッチコック・タッチで描いた一級のサスペンス。彼の師である映画監督ドン・シーゲルが、バーテン役でカメオ出演している。
アルプス三大北壁のひとつ、アイガーを舞台にしたイーストウッドの山岳アクション。殺し屋稼業から引退し、美術教授となったヘムロックのもとへ、殺されたちょう報員の報復依頼が舞い込む。弱みに付け込まれ仕方なく引き受けたヘムロックは、第一の任務終了後に殺されたちょう報員が彼の命の恩人のアンリだと知り、第二の任務も引き受け目標の人物がいるアイガー登山チームへ参加する。
南北戦争末期、野党に家族を虐殺された男が復讐の鬼と化して荒野をさまよう西部劇。南北戦争後の西部に生きた男の半生を描いたイーストウッド監督・主演の意欲作。
クリント・イーストウッドふんするはみ出し者の警官は、事件の証人で若く美しい娼婦を護送することになった。犯罪組織に命を狙われ、目的地に行くと殺されてしまうと言う彼女とともに、2人は出発前から次々と不可解な事件にと巻き込まれ、窮地に追いやられていく。全編がアクション・シーンの連続で、ラストの壮絶な銃撃シーンは圧巻。監督と主演をクリント・イーストウッドが務めたサスペンス・アクション大作。
クリント・イーストウッド監督・主演で、全米各地を巡業してまわる“西部ショー”の団長ブロンコ・ビリーの恋あり大乱闘ありの波乱万丈な旅を描く。ショーの見せ場で必要なアシスタントを探していたところに出会った美女。彼女は遺産目当ての結婚相手と新婚旅行中、夫に逃げられ、行き場を失い仕方なくビリーのアシスタントとなる。旅の中でビリーの意外な過去や温かい人柄にふれ、お互いにひかれあうが。
イーストウッド製作・監督・主演で、ソ連の最新鋭戦闘機を盗み出す秘密任務を負ったひとりの軍人の死闘を描く。ベトナム戦争の後遺症のため休養中の元パイロット・ガントに、ソ連が開発した驚異的機能を搭載するファイヤーフォックスという暗号名の戦闘機を奪取せよとの任務が下る。ソ連に潜入したガントを待ち受けていたのは、想像を絶するKGB局員たちとの攻防戦だった。クライマックスの空中戦は迫力満点。
飲んだくれのカントリー歌手がオーディションを受けるためナッシュビルへ向かうロード・ムービー。クリント・イーストウッドが、実子カイルと共演した感動作。
クルマの中で男の急所を撃ち抜くという事件が発生。連続殺人の捜査で現場に来たハリー(クリント・イーストウッド)にも新たな手がかりはつかめなかった。そんな折、ハリーは過激で無謀な捜査が批判され、サン・パウロ出張を命じられる。しかしこの街でも同じ手口の連続殺人事件がハリーを待っていた。新たに44オートマグナムを手にしたハリーの標的は?このシリーズで第4弾を製作・監督・主演したクリント・イーストウッド。記念すべき10本目の監督作品。
クリント・イーストウッドが『アウトロー』(1976年)以来、久しぶりに本格的西部劇のヒーローを演じた作品。ゴールドラッシュにわくカリフォルニアを舞台に、鉱山の利権を握る地方の悪徳ボスに対し、無力な開拓者の味方として“青白き馬”にまたがってさっそうと登場するイーストウッドふんする凄腕のガンマンがバッタバッタと敵を倒していく痛快西部劇。
クリント・イーストウッド製作・監督で伝説の名ジャズ・プレーヤー、チャーリー・“バード”・パーカーの生涯を描いた伝記映画。若くして大成功を収めた天才は、その栄光とは裏腹に麻薬におぼれ、34歳の若さで亡くなった。自殺をはかり病院に収容された彼の回想から始まる物語は、過去と現在を交え、彼が抱えていた苦悩を浮き彫りにしていく。アカデミー録音賞のほかゴールデングローブ最優秀監督賞、カンヌ映画祭主演男優賞受賞。
1950年代、黄金期のハリウッド。自分の気に入った作品しか撮らない堅物の映画監督ジョン・ウィルソンは、撮影のために、アフリカへと旅立つ。しかしウィルソンの本当の目的は野生の象を狩ることにあった。なかなか撮影を始めないジョンに周りはいらだつが。名匠ジョン・ヒューストン監督が、『アフリカの女王』の撮影で訪れたアフリカで、象を撃つ事に執念を燃やしたという実話を映画化したイーストウッドの力作。
クリント・イーストウッドとチャーリー・シーンがベテラン刑事と新米刑事としてコンビを組んだ話題作。裕福な家庭に育つが、幼い頃に弟を事故で亡くしたことがトラウマとなっている新人刑事は高級車の窃盗組織を追う部署に配属された。そこで出会ったのがベテラン刑事ニック。彼とともにコンビを組むが、新米ゆえに足手まといとなり、あげくは自分の失態によりニックが犯罪組織に捕らわれの身となってしまう。
かつては列車強盗などでその名をはせた伝説的なならず者、ウィリアム。静かに余生を過ごしていた彼のもとに、若い男が賞金稼ぎの話を持ちかける。生活苦からやむなく再び銃を手にするウィリアムは町へと向かうが、鬼保安官と恐れられるビルが待ち受けるのだった。冷酷な保安官をジーン・ハックマンが演じてアカデミー助演男優賞を受賞したほか、作品賞、監督賞、編集賞を受賞したクリント・イーストウッド監督、主演による傑作西部劇。
俳優にして、アカデミー賞受賞監督同士でもあるクリント・イーストウッドとケビン・コスナーの初共演作品。1963年、テキサス州。アラバマ刑務所を脱獄したブッチは、8歳の少年を人質に逃亡を続ける。彼を追う警察署長レッドは、ブッチが10代のとき、ささいな罪を犯した彼を劣悪な家庭環境から守るためにと思い少年刑務所へ送った当人だった。しかし、その後ブッチは犯罪常習者となり、ついには脱獄まで行ってしまった。
マディソン郡で出会った写真家と平凡な主婦が恋に落ちる、世界中で大ベストセラーとなったロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説の映画化。男性も大いに共感出来る、大人の恋愛映画。
アカデミー賞作品賞の『許されざる者』で共演したクリント・イーストウッドxジーン・ハックマンが再び集結。決して公になってはならない大統領の秘密を描いたサスペンス映画。
全米ベストセラー・ジョン・ベレントのノンフィクション小説をクリント・イーストウッドが映画化。ニューヨークの記者ジョンは、北米一美しいといわれる町、サバナに住む億万長者ウィリアムズの屋敷で開かれるクリスマス・パーティーの取材に訪れる。ところがその真夜中、屋敷に出入りしていた青年ビリーが殺され、ウィリアムズが容疑者として逮捕される。ジョンは正当防衛を主張するウィリアムズの了承を得て、独自の調査を開始する。
クリント・イーストウッドが製作、監督、出演した社会派サスペンス。カリフォルニア州オークランド。酒と女におぼれ、すっかり落ちぶれた事件記者エベレットのもとに、ある日仕事が舞い込む。それは、死刑執行を目前に控えた死刑囚フランクへの最後のインタビュー取材。ところが取材を進めるうちに、エベレットはフランクの無実を直感する…。死刑という深刻なテーマを背景に、究極のイーストウッド美学が描かれた秀作。
クリント・イーストウッド監督・主演で、人類を救うため宇宙へと旅立つ4人の老人パイロットたちの活躍を痛快に描く。かつて、アメリカ初の宇宙飛行士として厳しい訓練を受けたパイロット・チームのメンバーたち。結局宇宙へは行けずじまいのまま、40年の歳月が過ぎた。ある日、チームの一員コービンのもとへ、地球へ落下する可能性のある旧式の人工衛星修復という緊急要請が入る。豪華ベテラン俳優たちの絶妙な掛け合いが見もの。
マイクル・コナリーのサスペンス小説「わが心臓の痛み」をクリント・イーストウッドが製作、監督、主演の三役を兼ねて映画化。犯人を追跡中に心臓発作で倒れ、一線から退いたFBI捜査官。心臓の移植手術を受けて新たな生活を始めようとする彼の前に、美女が現れて殺人事件の捜査を依頼する・・・。ひねりの聞いたストーリー展開に加えて、ロマンスやアクションの要素も楽しめるミステリー。
誘拐事件に巻き込まれ、疎遠になった3人の少年。25年後、一つの殺人事件がきっかけとなり再び彼らは出会うことに。一人は被害者の父。一人は刑事。そしてもう一人は容疑者として。クリント・イーストウッド監督がデニス・ルヘインの原作小説を映画化。重厚なミステリーに仕上がっている。事件を追うと共に、つらい過去を抱え大人になった男たちの人生を丹念に描いていく。ショーン・ペンがアカデミー主演男優賞を、ティム・ロビンスが助演男優賞をそれぞれ受賞した。
古びたボクシングジムを経営する老トレーナーと、彼を慕う女ボクサーの人生を描く人間ドラマ。2004年度アカデミー賞で作品賞、主演女優賞(ヒラリー・スワンク)など、全4部門を受賞。
巨匠クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、アメリカ側、日本側それぞれの視点から描く2部作の第1弾。硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名な戦争写真の裏側に秘められた真実の物語を描く人間ドラマ。写真に登場する6名のうちの一人ジョン・ブラッドリーを父に持つジェイムズ・ブラッドリーの著わしたノンフィクション『硫黄島の星条旗』を基に、凄惨な硫黄島での戦いと、戦場を生き延び帰還した3名の若者が、自らの思いとは無関係に“勝利の象徴”として英雄に祭り上げられ、戸惑いや苦悩を深めていくその後の人生を静かに見つめていく。
巨匠クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、日本側から描く2部作の第2弾。アメリカ留学の経験を持ち、親米派でありながらアメリカを最も苦しめた指揮官として知られる知将・栗林忠道中将が家族に宛てた手紙をまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』を基に、本土防衛最後の砦として、死を覚悟しながらも一日でも長く島を守るために戦い続けた男たちの悲壮な最期を見つめる。主演は『ラスト サムライ』の渡辺謙、共演に人気グループ“嵐”の二宮和也。