J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
フランス映画界のオスカー、セザール賞で主演男優賞に3度輝いた名優、ミシェル・セローふんするアルツハイマー型痴ほう症の老人と、小児ガンを宣告された少年との交流をほのぼのと描くヒューマン・ドラマ。入院中のマーティは、病院で体を動かすことも話すこともできないが意識ははっきりしている老人と出会い、毎日彼のもとに通うようになる。リュック・ベッソンに見出されたフランスの新鋭ドニ・バルディオの長編映画デビュー作。
ヒマラヤを越え、生きるために塩を運ぶキャラバン(ネパール高原民族の商隊)を描く感動のスペクタクル。ヒマラヤの自然を追い続ける写真家・作家のヴァリが初監督。
300年以上の歴史をもつバレエの殿堂の舞台裏に初めてカメラが入るというこのニュースは製作当時からフランス市民を騒がせ、完成を心待ちにする空気は日に日に高まっていき、公開されるや大ヒットを記録した。監督は、ベルトラン・タヴェルニエの息子のニルス・タヴェルニエ。
戦場カメラマンのハリソンは、紛争中のユーゴスラビアに赴く。しかし、子ども達と夫の帰りを待つ同僚の妻サラのもとに、彼の訃報が届く。それを受け入れられず、自らも戦地に向かったサラは、想像を絶する戦争の狂気を体験する。実話を元に描く国内劇場未公開作品。
『デリカテッセン』の鬼才ジャン=ピエール・ジュネ監督が描いた話題作。空想の世界に入り込むことを生活の一部とし、他人と接することが苦手なアメリはモンマルトルの町にある喫茶店で働く。ふとしたきっかけから、彼女は周囲の人たちにちょっとしたいたずらをして、何気ない幸せをあたえることに生きがいを感じる。アメリを魅力的に演じたオドレイ・トトゥが人気を博し、日本でも単館上映で記録的なヒットとなった。
20世紀を代表するドイツの偉大な女優マレーネ・ディートリッヒの生涯を、彼女の実の孫であるJ・デイヴィッド・ライヴァが追ったドキュメンタリー映画。
恋に不器用で空想癖のある女の子が一途な想いからとった行動がとんでもない事件へと発展していく様を描く、『アメリ』のトトゥ主演のロマンチック・スリラー。
幸せを探す旅に出た老人と少女の心温まる物語。幻の蝶を探しに旅に出た老人と少女が、年の差を越えた友情を育んで行く。主演は『とまどい』の名優ミシェル・セローと、本作がデビュー作となるクレール・ブアニッシュ。
ユダヤ人迫害政策を進めるナチス支配下のフランスを舞台に、ユダヤ人の子供を命がけで守る中年男をユーモラスに描いたヒューマン・ドラマ。肉屋の主人、バティニョールの娘むこの密告で隣家のユダヤ人一家が強制収容所に連行された。ただ一人難を逃れた一家の息子、シモンをかくまったバティニョールは、やがて決死の行動に出る。監督・主演は『コーラス』で子供たちを温かく指導する音楽教師を演じたジェラール・ジュニョー。
ヨーロッパ初のフルCGアニメ。崩壊へと向かう宇宙のはるか彼方の惑星を救うため冒険の旅に出る少女の姿を描くフランス製SFアドベンチャー。
フランスで暮らすシャイだが好奇心いっぱいの10歳の少年が繰り広げる冒険の数々を、子どもの目線で描いた心温まるドラマ。監督はフランスの名優リシャール・ベリ。
2003年カンヌ映画祭の国際批評家週間で初上映され、大絶賛の末に大賞を受賞した、グルジア共和国の三世代の女性の物語。主演は85歳で映画デビューを果たしたエステル・ゴランタン。
フランスが、ナチスドイツの占領下にあった時代を舞台に、女優と作家、愛人による三角関係を軸に、パリ陥落に至る激動の時代を描く群像ドラマ。
『クリクリのいた夏』の名匠、ジャン・ベッケルがミシェル・カンの世界的ベスト・セラー小説を映画化。日曜日ごとにピエロとなって人々を笑わせる小学校教師。その行動の裏に隠された悲しい戦争体験を描く。父がピエロを演じるのが嫌で仕方ない息子のリュシアンは、第二次大戦時、死が目前に迫る極限状態にいた父とその仲間たちを、自らの命と引き換えに救った一人の老人とドイツ兵がいたことを知り。
戦後間もないフランスの田舎町を舞台に、とある寄宿学校に赴任してきた音楽教師と、教師によって歌う喜びに目覚めて行く少年たちとの交流を描いた感動ドラマ。”池の底”と呼ばれる閉ざされた寄宿学校。そこでは、厳格な校長のもとで、反抗的な少年たちが厳しく管理されていた。本国フランスでは空前のヒットを記録し、主人公ピエールを演じたジャン・バティスト・モニエの美しい歌声が評判を呼んだ。
実話をもとにしたフレンチ・ノワール。凶悪な連続現金強奪事件を追うパリ警視庁の二人の刑事。正義感あふれるレオと、上昇志向が強いドニ。かつて親友だったものの今ではいがみ合う仲の二人は、事件の指揮をめぐって対立。やがて、レオはドニの策略にはまり投獄されてしまう…。ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデュー、フランスを代表する実力派スターの競演で贈る、骨太なサスペンス映画。
1984年にイスラエル政府がスーダン難民キャンプからエチオピア系ユダヤ人をイスラエルへと帰還させたモーセ作戦に基づくヒューマン・ドラマ。生き延びるため、母と別れてユダヤ人と偽りイスラエルへと脱出した9歳の少年。人種差別や宗教問題に直面しながら、愛情豊かな義父母に育てられるが、実母への思いを募らせる彼はやがて医師を志す。世界各国の映画祭で注目を浴び、観客賞や脚本賞など多くの賞を受賞した。
42歳のジャン・ドミニク・ボビーは、雑誌“ELLE”の編集長、3人の子供を持つ父親。突然の病に倒れた彼は左目以外の体の自由を失う。深い絶望に覆われながらも、やがて彼は瞬きだけで自伝を綴り始める。幻想的な映像が印象的な、実話に基づく感動のドラマ。