J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
イタリアの記号学者ウンベルト・エーコの原作を、アノー監督の解釈により映画化した怪奇幻想の中世ミステリー。14世紀、宗教裁判の嵐が吹き荒れるヨーロッパ。北イタリアのベネディクト派修道院を訪れたバスカヴィルのウィリアムと見習い修道士アドソは、そこで次々に起こる変死事件に巻き込まれるが、ウィリアムは鋭敏な頭脳を駆使して犯人に迫っていく。中世の暗黒を鮮やかに再現した映像は魅力的かつ印象的。
ロッキー山脈の山奥を舞台に、母親を亡くした子熊とハンターに追われている雄熊の交流を描いたジェームズ・オリバー・カーウッド原作の映画化。6年の歳月をかけて撮影されたというこの作品は、熊たちの微妙な表情を余すところ無く捕らえ、まるで役者が演技しているかのように編集されている。監督は『薔薇の名前』などで知られる名匠ジャン・ジャック・アノー。一頭の熊の成長を通して大自然への畏敬(いけい)の念を感じさせる秀作。
15歳の貧しいフランス人少女と、自由を求める中国人男性の秘められた愛人関係。世間に許されない淡い愛の交歓を静かに熱く描いた、ベストセラー小説の映画化。ベストセラーとなったマルグリット・デュラスの自伝的小説の映画化。監督は『セブン・イヤーズ・イン・チベット』『トゥー・ブラザーズ』のジャン=ジャック・アノー。主演は本作で衝撃的映画デビューを果たしたジェーン・マーチと、『楽園の瑕』『ダブル・ビジョン』など香港映画界のスター、レオン・カーフェイ。
1939年、戦争の勃発により連合軍の捕虜となった登山家が収容所を脱走してチベットにたどり着き、若きダライ・ラマと出会う、実在の登山家ハインリヒ・ハラーの実体験小説を映画化したドラマ。
第二次世界大戦のスターリングラード戦を舞台に、実在した伝説のスナイパー“ヴァシリ・ザイツェフ”の生きざまを描いた壮烈な戦争ドラマ。監督は『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン・ジャック・アノー。1942年9月、ナチス・ドイツの猛攻にさらされてきたスターリングラードは、もはや陥落寸前。そこへ補充部隊として送られてきた新兵の中に、純朴な青年ヴァシリ(ジュード・ロウ)がいた。
『子熊物語』から15年、巨匠ジャン=ジャック・アノーがトラの兄弟愛と少年の友情を描く。アンコール遺跡での撮影、本物のトラによる奇跡の名場面も見逃せない。