J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
ジャック・タチの初監督・脚本・主演作で、長編『のんき大将』の原型になった短編コメディ。当初はルネ・クレマンが監督する予定だったが、スケジュールの都合でタチに監督を譲ることとなった。
『ぼくの伯父さん』シリーズで知られるフランス喜劇の鬼才ジャック・タチ監督の記念すべき長編第一作。撮影はカラーと白黒の2台のカメラで行われたが、技術的な問題でカラー版は実現できず1949年に白黒版が公開された。本作はタチ監督の果たせなかった夢を実現したカラー版。お祭りでにぎわうフランスののどかな村で、郵便配達夫のフランソワがアメリカ式のスピード配達の真似をして巻き起こす騒動を描く。
夏の海辺を舞台に、バカンスに集まる人々の模様をサイレント・タッチで描いた風変わりなコメディー映画で、ジャック・タチ監督の自作自演のキャラクター “ユロ氏”が登場する最初の作品である。知らず知らずに他人を巻き込んでしまうユロ氏が、ポンコツ車を走らせて夏のバカンスにやって来た。さまざまな人々の中に交じって、自分も思いっきり楽しもうとするものの。
パイプと帽子とこうもり傘といういで立ちとひょうひょうとした振る舞いから生み出されるとぼけたキャラクター、ユロ氏が引き起こすユーモラスな騒動を描いた傑作コメディー。J・タチ監督自身の主演による伯父さんシリーズの2作目。高級住宅に住む少年と素朴な伯父さんの交流を通して機械文明をほのぼのと風刺し、台詞がほとんどない独特のセンスある映像が秀逸。アカデミー外国語映画賞、カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。
『ぼくの伯父さん』のジャック・タチが監督、脚本、主演の3役を務める、近代社会を風刺しながら、見る人をほのぼのとさせるフランスのコメディー映画。パリにそびえ立つ近代的な高層ビル街に現れたジャック・タチふんするユロは、面会のためにオフィスへと入っていた。しかし、待たされる間にビルの迷路へと迷い込み、彼は騒動に巻き込まれる。空港やパリの街並みを模した巨大セット＜タチヴィル＞を建設し、70mmフィルムで撮影した、仏映画史上に残る超大作としても知られている。
[1930s][1940s][1950s][1960s][1970s]
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