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映画データベース

J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。

マキノ正博

1930年代

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『決闘高田の馬場』

公開当時のタイトルは「血煙高田の馬場」。講談でおなじみ堀江安兵衛の高田馬場18人斬りを、マキノ正博・稲垣浩の両監督が共同で撮り上げた痛快この上ないチャンバラ映画の決定版。不満から新発田藩を出奔して江戸にやってきた堀江安兵衛は酒は飲むは、ケンカするはのヤクザな毎日を送っている。ある日、伯父が18人を相手にして高田馬場で決闘をはじめた。それを聞いた安兵衛は八丁堀から決闘場の高田馬場まで韋駄天に走り抜け息途絶えた伯父を助けるべく敵に切り込んでいく。有名な韋駄天走りのシーンは必見!

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『自来也 忍術三妖傳』

日本映画の父・牧野省三がサイレント時代の1914年に目玉の松ちゃんこと尾上松之助主演で製作し、日本映画最初のスーパースターを誕生させるきっかけとなった忍術映画の代表作『児雷也』を、息子であるマキノ正博監督が片岡千恵蔵主演で再映画化。野武士・佐久間正盛一味に滅ぼされた信州黒姫の地頭・更科輝隆の遺児である太郎丸は、一夢仙人より妖術を授かり、自来也と名乗って復しゅうを開始する。

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『忠臣蔵 天の巻・地の巻』

日本映画の父として知られるマキノ省三没後10周年忌記念作品。省三の息子・マキノ正博が、忠臣蔵の決定版を撮るという父の遺志を継ぎ、豪華無双、絢爛極致の世界を描ききった。主演の阪東妻三郎をはじめ、月形龍之介、尾上菊太郎、澤村國太郎ら豪華演技陣が結集。中でも若き日の片岡千恵蔵が演じる内匠頭および立花左近の熱演は見逃せない。また歌舞伎の勧進帳風に描いた“東下り”など、その後、定番となった描写も少なくない。日活剣戟スターが集結している日活作品。

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『弥次喜多道中記』

十返舎一九の「東海道中膝栗毛」をベースにした喜劇。黒澤映画で知られる小国英雄が脚本を執筆、マキノ正博(正博)がメガフォンを取った。片岡と杉の掛け合いをはじめ、随所にギャグを盛り込むなど、観る者を飽きさせない。また、本作は日活とテイチクの提携作品であり、当時テイチク所属だった歌手の楠木繁夫とディック・ミネが弥次喜多役を演じているほか、服部富子らが華麗な歌声を聴かせてくれる。

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『鴛鴦(おしどり)歌合戦』

とかくこの世はままならぬ 傘を差す人、作る人

トーキー初期にはどの国でもミュージカルやオペレッタ映画が作られたが、これはマキノ正博監督による怪作オペレッタ映画。千恵蔵扮する貧乏浪人と彼を取り巻く3人の娘の恋のさや当てを中心に描く人情もの。バカ殿様のディック・ミネ、意外と美声な志村喬が見物、聞き物。この少し後、映画界は戦争の影に脅かされる。

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2004-10-18 掲載
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