J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
決死の作戦に出撃した戦艦大和艦上で繰り広げられる若い兵士たちの苦悩と闘いを描く。原作は吉田満の「戦艦大和ノ最期」。太平洋戦争の敗色濃い昭和20年4 月、沖縄出撃命令を受け、山口県・三田尻沖を出た戦艦大和は、片道燃料だけを積んで生還なき特攻作戦を開始した。生きて還ることのない戦場に向かった数多くの若者たちは、何を考え、何を次代に託して散っていったのか。巨匠・市川崑が深い鎮魂の祈りをこめて描くテレビドラマの超大作。
日本各地に残る伝説をモチーフに起こる殺人事件の謎をルポライター・浅見光彦が解いていく内田康夫の人気小説「浅見光彦シリーズ」初の映画化作品。能の宗家の後継者争いに絡んだ殺人事件に浅見光彦(榎木)が挑む。東京・新宿の高層ビル街で京都の織物会社課長が毒殺される。同時に天河村では、高名な能の宗家・水上家分家の長老が殺される。そして、能「道成寺」の舞台で 観客が見守る中、第3の殺人事件が。
1972年から1973年にテレビ放映され絶大な人気を集めた『木枯し紋次郎』。市川崑監督、中村敦夫主演という当時のコンビを復活させた20年ぶりの新作。当初、テレビのスペシャル版として製作されたが、完成度の高さから劇場公開された。木曽の山中で木こりとして生きていた紋次郎は、ある日、木こりの親分から渡世人になった息子の小平次をつれ戻して欲しいと頼まれ、再び渡世の道へと戻ってゆく。原作者の笹沢左保が書き下ろしたオリジナル・ストーリーをもとに市川監督が映像化。
記憶喪失の女と恋に落ちる武士の半生を描いた日本初のハイビジョンドラマ。山本周五郎の原作を市川崑監督が手がけ、BS放送でただ一度オンエアされたきりだったため幻の作品と呼ばれていた。名門平松家の当主となり、家老の娘との縁談も決まった正四郎(中井)の元へ、ふさ(浅野)という娘が訪ねてくる。記憶が一切ないふさを不憫に思って家へ置き、いつしか夫婦となる。娘も生まれ幸せな日々が続くが、ふさは忽然と姿を消す。(公開年 2008年)
1701年の春、江戸城内で浅野内匠頭が起こした刃傷事件は、赤穂藩断絶という理不尽な結果に終わる。これを吉良の後ろ盾・色部又四郎の策略と気付いた大石内蔵助は、塩相場を操作し次々と謀略を仕掛けていく。『忠臣蔵』の定説を覆した池宮彰一郎のベストセラー小説を、市川崑監督が映画化。高倉健ら日本を代表する映画人が豪華競演を果した超大作。