■趣味の数学問題集・A問題の答

  1. 仮定より
    ∠ABC=∠ACB・・・①
    ∠FDM=∠EDM・・・②
    である。
    四角形GHIJにおいて,
    ∠GHI=∠BHD
    =∠ABC-∠HDB
    =∠ACB-∠JDC(①,②より)
    =∠DJC
    1つの内角が対角の外角に等しいので
    四角形GHIJは円に内接する。
    よって,4点G,H,I,Jは同一円周上にある。

  2. (1) 10√10/9
    (2) 50√39/27
    ※参照→こだわり数学 72.円に内接する四角形に内接するひし形について

  3. FA=10
    (解答)
    △PAB∽△PEDより AB/ED=PA/PE・・・①
    △PCD∽△PAFより CD/AF=PC/PA・・・②
    △PEF∽△PCBより EF/CB=PE/PC・・・③
    ①,②,③を辺々掛け合わせると
    AB・CD・EF/(BC・DE・FA)=1
    ∴AB・CD・EF=BC・DE・FA
    この式に与えられた条件を代入すると
    14・20・12=16・21・FA
    よって FA=10・・・(答)
    (参考)六角形の外接円の半径の近似値:15.67613299

  4. (解答例)
    1. 2015=(1×2+3)×(456-7×8+√9)
    2. 2015=(1×2+3-4+5×6)(-7+8×9)
    3. 2015=(12-3+4)×5×(6×7-8-√9)
    4. 2015=1234+(5!-6)×7-8-9
    5. 2015=12×34×5+6-7-8×√9
    6. 2015=(1×2+34)×56+(7-8)9
    7. 2015=-1+(2-3+4-5+6)×7×8×9
    8. 2015=1+2×(3+√4×5+6)×(7×8-√9)
    9. 2015=1+(23+4+5+6)×(7×8-√9)
    ※他を見つけた方,ご連絡をお願いします。

  5. (1) S=(1/4)√{3(b2c2+c2a2+a2b2)-2abc(a+b+c)}
    (2) V=(√2/12)abc
    (例) a=2,b=3,c=4のとき,S=5√3/2,V=2√2
    解答→こちら

  6. (1) 0
    (2) 1

  7. 最小値 1/7100(a=22,b=31のとき)

  8. a=74,b=61

  9. x=19,y=16
    解答→こちら

  10. (1) 8/3
    (2) (n-1)(30n-47)/6n

  11. (m,n)=(6,8),(35,49),(204,288)
    他に,(1189,1681),(6930,9800),(40391,57121),(235416,332928)
    (1372105,1940449),(7997214,11309768)など
    一般に,k>1として,
    m={(1+√2)2k-(1-√2)2k}/(4√2)
    n={(1+√2)2k+(1-√2)2k-2}/4
    で与えられる。

  12. 158 余り128
    79 余り49

  13. (-a2+b2+c2)(a2-b2+c2)(a2+b2-c2)√{(a+b+c)(-a+b+c)(a-b+c)(a+b-c)}/(8a2b2c2)
    (補)△ABC=Sとおくと,六角形の面積は,4ScosAcosBcosCとなる。
    解答→こちら

  14. S=(a1b2c3+a2b3c1+a3b1c2-a1b3c2-a2b1c3-a3b2c1)2/2|(a1b2-a2b1)(a2b3-a3b2)(a3b1-a1b3)|
    行列式を用いて表すと,


  15. (1) 
    (2) こちら

  16. 円の中心をOとし,半径をrとする。
    3個の底辺2の二等辺三角形と3個の底辺11の二等辺三角形に分ける。
    次に,6個の二等辺三角形を右の図のように交互に並べ替える。
    ∠BOH=120°,∠BCH=120°である。
    △OBHと△CHBについて,BHは共通であるから,余弦定理より
    BH2=2r2-2r2cos120°=112+22-2・11・2cos120°
    r2=49
    r>0より r=7・・・(答)
    (補足)
    一般に,AB=BC=CD=a,DE=EF=FA=bのとき,r=√{(a2+ab+b2)/3}である。
    整数になる例 (a,b,r)=(1,22,13),(11,26,19)

  17. 円の中心をOとし,半径をrとする。
    2個の底辺8の二等辺三角形と2個の底辺17の二等辺三角形と2個の底辺22の二等辺三角形とに分ける。
    次に,6個の二等辺三角形のうち,△OBCと△OCDを入れ換えて,右の図のようにそれぞれ,△OGD,△OBGとする。
    FGは直径となる。
    直角三角形FAG,FBGに三平方の定理を適用して,
    AG=√(FG2-FA2)=√{(2r)2-222}=2√(r2-121)
    FB=√(FG2-BG2)=√{(2r)2-172}=√(4r2-289)
    四角形ABGFにトレミーの定理を適用すると
    AG・FB=AB・FG+FA・BG
    2√(r2-121)・√(4r2-289)=8・2r+22・17
    両辺を平方すると
    4(r2-121)(4r2-289)=4(8r+187)2
    r>0に注意して整理すると,4r3-837r-2992=0
    (r-16)(4r2+64r+187)=0
    r>0より r=16・・・(答)
    (補足)
    一般に,AB=BC=a,CD=DE=b,EF=FA=cのとき,xについての3次方程式
    x3-(a2+b2+c2)x-2abc=0
    の正の解が,直径2rとなる。

  18. (1) (p-r)(a/b)+q(%)
    (2) ab/(a+b)(g) ※この結果は,濃度に無関係であることを示している。

  19. x=162(g),y=212(g)
    一般化→こちら

  20. 35674(通り)

  21. {(π+6√3)/12}d

  22. 120(2k-1)t/(k+1) (分)

  23. 2・3672

  24. (順に)1歳,3歳,6歳,8歳

  25. (1) 略
    (2) 正三角形の1辺 √43
     BC=2√43
    (補)AE=p,EC=q,AF=r,FB=sのとき,
     正三角形の1辺 (ps+qr)/√(3p2+q2)

  26. 5√97/16
    (補足)AE=77/16,AF=73/16

  27. 2√(39/7)
    (補足)HB=13,BC=2√(1027/7)

  28. (1)
    点Pを点A中心に-120°回転させた点をQとすると,
    △APC≡△AQBより,BQ=CP=4
    △APQに余弦定理を適用して
    PQ2=2(√3)2-2(√3)2cos120°=9
    PQ>0より,PQ=3
    △BPQは,三辺の比が3:4:5の三角形となるから,∠PQB=90°
    また,∠AQP=(180°-120°)/2=30°
    よって ∠AQB=120°となるから,△QBAに余弦定理を適用して
    AB2=(√3)2+42-2√3・4・cos120°=19+4√3
    △ABC=(1/2)AB2sin120°=(19+4√3)/4・・・(答)
    (2)
    点Pを点A中心に-120°回転させた点をQとすると,
    △APC≡△AQBより,BQ=CP=8
    △APQに余弦定理を適用して
    PQ2=2・52-2・52cos120°=75
    PQ>0より,PQ=5√3
    △BPQについて,
    cos∠PQB={(5√3)2+82-(√19)2}/(2・5√3・8)=√3/2
    0°<∠PQB<180°より,∠PQB=30°
    また,∠AQP=(180°-120°)/2=30°
    よって,∠AQB=30°+30°=60°
    △QBAに余弦定理を適用して
    AB2=52+82-2・5・8・cos60°=49
    △ABC=(1/2)AB2sin120°=49√3/4・・・(答)

  29. DA,CBの交点をOとし,A,P,DからBCに下ろした垂線の足を
    それぞれH,I,Jとおく。
    いま,DP:PA=m:nとし,AH=x,PI=y,DJ=zとおくと,
    OA:OP=OA:(OA+AP)=x:yより,AP=(y/x-1)OA
    OP:OD=OP:(OP+PD)=y:zより,PD=(z/y-1)OPであるから
    AP:PD=(y/x-1)OA:(z/y-1)OP=(y-x):(z-y)=n:mより
    y=(mx+nz)/(m+n)
    △ABC:△PBC:△DBC=x:y:zであるから
    △PBC=(m△ABC+n△DBC)/(m+n) ・・・①
    次に,△ABE=S1,△CDE=S2,△EBC=S3,凹形四角形PBEC=S
    とおくと,①より
    S+S3={m(S1+S3)+n(S2+S3)}/(m+n)
    よって S=(mS1+nS2)/(m+n) ・・・②
    ②に,m=1,n=2,S1=1,S2=5を代入すると,S=11/3 ・・・(答)

  30. (1) 112
    (2) 3,1,4,6,2,5  (8通りある。)
    (3) 1,16,2,8,32,4  (8通りある。)
    解説→こちら

  31. (1) √7
    (2) √(25+12√3)

  32. √7

  33. 1.中心Oをとる。
    2.半径1の円を描く。
    3.一つの直径ABを引く。
    4.ABに直交するもう一つの直径をDOCとする。
    5.OBの中点Mをとる。
    6.Mを中心として,半径MBの円を描く。
    7.この円とCMとの交点をEとする。
    8.Cを中心,CEを半径とする円を描き,Oを中心とする円との交点をP,Qとする。
    9.2点PQを結べば,これが正五角形の1辺となる。
    10.このPQの長さで円弧を切っていく。
    11.正五角形PQRSTの作図が完成。
    (補足)
    1辺aの正五角形を作図するには,半径を√{(5+√5)/10}a=0.85.6507aとする。

  34. (1/2)[a±b√{4-a2/(4r2-b2)}]
    (例)a=18,b=13,r=65/8のとき,DA,AB=4,14(2006年東大)

  35. CからFGに下ろした垂線の足をHとする。
    いま,FG=x,CH=yとおくと,FH=(x-a)/2。
    ∠FCH=18°であるから,tan18°=FH/CH=(x-a)/2y・・・①
    正五角形の面積をSとおくと,四角形FCDGは等脚台形であるから,
    仮定より(x+a)y/2=S/2より,S=(x+a)y・・・②
    ①,②を辺々掛け合わせると
    Stan18°=(x2-a2)/2
    x2=a2+2Stan18°・・・③
    ここで,正五角形の外接円の半径をrとおくと,正弦定理より
    r/sin54°=a/sin72°
    r=asin54°/sin72°=acos36°/2sin36°cos36°=a/2sin36°
    であるから,
    S=5×(1/2)r2sin72°
    =(5/2)(a2/4sin236°)×2sin36°cos36°
    =(5/4)a2tan54°
    これを③に代入すると
    x2=a2+(5/4)a2tan54°tan18°
    ここで,tan18°=√(25-10√5)/5,tan54°=√(25+10√5)/5
    であるから,tan18°tan54°=√5/5
    x2=a2+2×(5/4)a2×√5/5
    よって,x=FG={√(4+2√5)/2}a・・・(答)

  36. 最小の長さとして考えられるのは,
    ①Aを中心とする弧PQか②BCに平行な線分RSである。
    正三角形の1辺をaとする。
    ① Aを中心とする扇形の半径をrとすると,
    (1/6)πr2=(1/2)×(√3/4)a2
    r=√(3√3/4π)a
    弧PQ=(1/6)×2πr=√(π/4√3)a=0.6733a
    ② RS=xとすると,
    (√3/4)x2=(1/2)×(√3/4)a2
    x=(√2/2)a=0.7071a
    よって,弧PQが最小となる。
    (説明)
    面積が一定で周の長さが最小になるのは円であるから。


  37. (1) 3/4<rR<3
    (2) r=√15/4

  38. ∠EFH=α,∠FEG=βとおくと,α+β=90°
    接弦定理より
    ∠AEH=∠AHE=α,∠CFG=∠CGF=β
    ∠A+∠C=(180°-2α)+(180°-2β)
    =360°-2(α+β)
    =360°-2×90°=180°
    よって,四角形ABCDは円に内接する。
    B139の補足より,
    S=√(4・6・5・3)=6√10・・・(答)

  39. (1) 106個
    (2) 280個

  40. pq-3

  41. 証明例→こちら

  42. 9:(5+√61)

  43. (1) 証明略。面積で考えると簡単。一定な値は,正三角形の高さとなる。
    (2) 求める点は,∠BDC=∠CDA=∠ADB=120°を満たす点。
    (フェルマー点)
    (証明)図のように,点Aを通りDAに垂直な直線,
    点Bを通りDBに垂直な直線,
    点Cを通りDCに垂直な直線でできる三角形をEFGとする。
    △EFGは正三角形となる。
    △ABC内の点Pから,FG,GE,EFに下ろした垂線の足を
    それぞれH,I,Jとする。このとき,
    PA+PB+PC≧PH+PI+PJ=DA+DB+DC ∵(1)より
    よって,PA+PB+PCが最小になるのは,
    点Pが点Dに一致するときである。

  44. {(1-k)(1-l)(1-m)+m}:(1-k)(1-l)m

  45. {(1-m)(1-n)+kn}:{(1-k)(1-l)+lm}

  46. 4:6:3
    (補足)
    与えられた比を順にk:(1-k),l:(1-l),m:(1-m),n:(1-n)とすると,
    AP:PQ:QC=k(1-n)(1-l+m):(1-l-n-km+kn+lm+ln+klm-kln+kmn-lmn):m(1-l)(1-n+k)
    問題は,k=1/2,l=1/4,m=1/3,n=1/5の場合である。

  47. a:(1-a-b):b
    この問題は,A346の一般化である。

  48. 縦一列の和が369である。

  49. (略証)
    CEの中点をLとすると,中点連結定理より
    LM=LNより∠LMN=LNM
    錯角,対頂角,同位角は等しいから
    ∠AFG=∠AGF
    よって,三角形AFGは二等辺三角形となる。

  50. 並べ方・・・1段目から,俵積みに6枚,5枚,6枚,5枚,・・・と17段積み,最後の1段は1枚ずつ6枚並べる。
    底面積・・・ 12cm×32cm=384cm2
    解答例→こちら