[all that's jazz >> 世界の歌]
明日、私が死んだなら 友人は皆言うだろう
ああ、惜しい人を亡くしてしまった、と
何人かは泣いてくれるかも知れない
そして、私を偲び
金でヴィオロンを作ってくれるかも知れないでも、時が経てば
私が逝ってしまった事など 皆忘れてしまうだろうだから、私はこう思うのだ 私に何かしてくれるのなら
今、ここでして欲しい、と 生きているうちに
花を、優しさを、友情の手を差し伸べて欲しい、と
私の苦しみや、悲しみも 和らごうものを
想い出と化してしまった後では、 虚栄心などの必要もないもの
祈りを捧げてくれれば、 後は何もいらないのだからブラジル/ネルソン・カヴァキーニョ「生きてるうちに優しさを」/対訳 : 竹村淳