J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
当時大ヒットした倍賞千恵子の同名歌謡曲をもとに、山田洋次監督が手がけた初の長編映画で、後に名コンビとなる倍賞千恵子との出会いとなる記念すべき作品。下町にある化粧品工場で働く町子には、同じ工場で、丸の内本社の正社員を目指す恋人がいる。ある日、よく電車で一緒になる若い男から「付き合ってくれ」と突然言われ、町子は相手にしなかったが、次第に彼がまじめで一本気な性格だとわかり、心を通わせていく。
山田洋次監督が加藤泰とともに脚本を手がけた、“寅さん”の原点といわれる作品。ハナ肇演じる松本安五郎はシベリアから戻り、瀬戸内海の静かな町にある寺で世話になる。そこで、夏子という美しい未亡人にひそかな恋心を寄せる。そんな中、ダイナマイトを持った脱獄囚が人質をとって山に立てこもり、安五郎は単身、救出に向かう。主人公をハナ肇が務め、渥美清、藤山寛美などが脇をかためた心あたたまる喜劇。
江戸時代、下町の長屋を舞台に、左官さんの熊五郎(ハナ肇)と相棒の八っつあん(犬塚弘)が騒動を巻き起こす喜劇。熊さんの妹、せい(倍賞千恵子)は、その美しさから5万石の大名に見そめられるが、熊さんが酔っ払って話をぶち壊してしまう。熊さんは貧乏生活から抜け出して、仲間を元気付けようとある計画を思いつくのだが。江戸の古典落語「ラクダの」「寝床」「黄金餅」「付き馬」などを題材にした山田洋次監督による人情味あふれる長屋もの。
ロングセラーになった映画『男はつらいよ』(1969年〜)の原型となるテレビ版。最終回で寅が沖縄でハブに噛まれ死んだ事に対し、抗議が殺到し、映画版が生まれたのは有名な話。妹さくら役には長山藍子が扮しているそう。
後に48作まで作られた“寅さん”シリーズの記念すべき第1作。学校を中退して家出して以来20年ぶりに故郷、柴又にも帰ってきた寅次郎。成長した妹のさくらと感動の再会をするも、彼女の見合いをぶち壊し、また旅へ出る寅次郎。旅先で美しい娘に恋をして、彼女を追って再び柴又へ。この作品で妹さくらは博とめでたく結婚。寅次郎が恋に落ちる初代マドンナは光本幸子。
シリーズ2作目。柴又に戻った寅次郎は恩師と再会し、食べなれないごちそうを食べて入院。かいがいしく世話をしてくれた恩師の娘に恋をする寅だったが、病院が気に入らず脱走し、今度は警察ざたで留置場に拘留されてしまう。さくらは悲しみ、いたたまれなくなった寅は、生みの親を探しに旅へ出る。優しい母親を夢見ていた寅の前に現れたのは。寅の生みの親をミヤコ蝶々、2代目マドンナを佐藤オリエが演じる。