J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリックが長編デビュー3作目に手がけた傑作犯罪映画。原作はライオネル・ホワイト。刑務所帰りのジョニーは、馬券売り場の現金係、競馬場内のバーのバーテンダー、現役の警官らを仲間に引き入れ、競馬場の売上金強奪計画をたくらむ。犯行手口の一部始終をセミ・ドキュメンタリー・タッチで描き、意外なラストまで息もつかせぬこの作品は、キューブリックの名が批評家たちに認められるきっかけとなった。
鬼才スタンリー・キューブリックの長編第4作であり、彼の才能が広く世に認められた記念碑的作品。原作はハンフリー・コッブ。第一次大戦下におけるフランス歩兵連隊の悲劇を、軍隊組織の非人間性の中に描いた反戦映画。1915年9月の西部戦線。戦闘で疲れきったフランス軍701歩兵連隊に、ドイツ軍の要所を48時間以内に占拠せよとの命令が下る。それは自殺行為にも等しい無謀な作戦だったが、昇進をもくろむ指揮官は受諾してしまう。
紀元前1世紀ローマ帝国。奴隷のスパルタカスは、頑健な体を見込まれ剣闘士となるが、見世物として殺し合いをさせられることに怒りをおぼえ、仲間とともに反乱を起こす。奴隷たちを解放しながら勢力を増す反乱軍にローマが黙っているはずもなく、カエサルとともに三頭政治をしく巨頭クラッススが出陣、やがて決戦のときを迎える。若き日のスタンリー・キューブリック監督が、自由と尊厳を求める人々を力強く描いた歴史超大作。
ナボコフ原作の名作小説『ロリータ』を『2001年宇宙の旅』の名匠キューブリックが映画化。ロリータ役のスー・リオンの小悪魔的魅力も見もの。
アメリカ軍基地の司令官が発狂し、ソ連の核基地の爆撃指令を発した。副官は司令官を止めようとするが逆に監禁されてしまう。大統領はソ連と連絡を取って事態の収拾を図る。しかし、迎撃機によって無線を破壊された1機が、ついに目標に到達してしまう。核による世界破滅を描いたSF近未来作品。キューブリック流ブラック・ユーモアが徹底して貫かれている。正式なタイトルは『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
人類の進化の鍵を握る謎の石版モノリスを巡るSF映画の古典的名作。巨匠キューブリックが描く壮大な映像叙事詩。手塚治虫に美術担当の協力を仰いだが手塚側が多忙を理由に断ったため、この関係は実現しなかったという逸話も残されている。原作・脚本はSF小説の大家 アーサー・C・クラーク。
暴行が日常化して無秩序状態になった近未来世界を舞台にした、暴力的な少年を無害にする生態実験の顛末をシニカルなタッチで描いたアントニイ・バージェス原作を、巨匠キューブリックが手がけた傑作SF。
スタンリー・キューブリック監督が『ある愛の詩』のライアン・オニール主演で、ひとりの青年が貴族にまで成り上がり、やがて国を追放されるまでの半生を描いた華麗なる歴史大作。18世紀ヨーロッパ。母ひとりの手で育てられたバリーは、愛した女性の結婚相手のイギリス人大尉に決闘を申し込み、彼を倒す。警察から逃れるため、故郷を後にした彼は野心を胸に人生の階段をのしあがっていく。アカデミー撮影賞など4部門を受賞。
真冬のリゾートホテルに管理人として住み込んだ小説家一家の恐怖の体験を描くスティーブン・キング原作のホラー小説を映画化。監督自身が発明したステディカム・カメラによる撮影シーンも見もの。
ベトナム戦争を舞台に、徴兵された若者が、次第に人間性を失って戦闘マシーンと化していく姿をシニカルに描く、巨匠キューブリックによる戦争ドラマ。
ニューヨークで幸せに暮らす夫婦。ある日、妻の衝撃的な告白を聞いた夫は性の妄想にとりつかれ、夜の街をさまよう。やがて、友人に誘われた秘密の乱交パーティにマスクをつけて潜入するが…。巨匠キューブリックの遺作となった、夫婦の愛と性を描くドラマ。
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