J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
軍国主義が台頭した昭和初期。満州事変から上海事変へと戦火が広がる中、新興財閥・伍代家と関東軍部は利権を求めて謀略を巡らせていった。そんな中、伍代家の次男・俊介は親友・標耕平の影響で一族の野望に批判的になっていくのだった。原作は五味川 純平。
軍部が権力を強める中、満州進出に賭ける伍代産業だったが、伍代家の次男・俊介は人妻と激しい恋にのめり込み。動乱期に生きた様々な男女の儚い愛をドラマチックに謳いあげる。原作は五味川 純平。
標耕平は伍代俊介の妹・順子とひそかに結婚式を挙げ、大陸の戦場へ向かった。だが、軍の方針を批判したため最前線へ送り込まれてしまう。戦場から逃亡した耕平は抗日運動に加わっていく。原作は五味川 純平。
財界のどす黒い陰謀とそれに翻弄される人々の愛憎劇を描いた、山崎豊子の同名ベストセラー小説を山本薩夫監督が忠実に映画化した3時間半余りに及ぶ大作。関西財界を支配する阪神銀行頭取・万俵大介(佐分利)は権力を握るため子供たちを次々と政財界の大物と結婚させ、確固たる地位を築いていた。しかし筋書き通りに進んでいた計画は、徐々に狂い始め。大富豪の銀行家、万俵一族の富と権力をめぐる人間の奥底に潜在する限りない欲望、愛憎といったテーマが複雑怪奇に展開する。
ダム建設をめぐる政財界の内幕と、総裁の座を争う政治家達の姿を描いた石川達三の原作『金環蝕』を、『戦争と人間』の名匠・山本薩夫が仲代達矢ほかオールスターキャストで映画化した超大型社会派ドラマ。昭和39年、高度成長政策と所得倍増論をひっさげて第3次寺田(久米明)内閣が発足。そのために使った数十億の金の穴埋めに奔走する内閣官房長官・星野(仲代)は巨大ダムの建設に着目した。
公開当時、戦後日本史上に残る大事件ロッキード事件が発覚し、その類似性が大きな話題を呼んだ山崎豊子原作の社会派超大作。昭和35年の第二次防衛計画で問題になった有名なロッキード対グラマンの第二次FX(次期戦闘機)決定をめぐる黒い空中戦をモデルにして描かれた原作を、『華麗なる一族』『金環蝕』の山本薩夫監督が豪華キャストで送る。
世界で初めて農民を組織した江戸時代後期の農政学者・大原幽学を主人公に、己の信念に向かって突き進んだ彼の人生を描く。監督は『不毛地帯』の名匠・山本薩夫。主演は平幹二朗。冷害が続き大飢饉が日本全土を襲った天保期。飢饉に加え博徒の巣窟と化した下総国香取郡では、浪人・大原幽学(平)の指導で農業改革が始まっていた。しかし、借金のカタに娼婦となった元農婦のたか(浅丘)は大原の教えに心を閉ざし、猛烈に反発する。