J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
アンドレ・ジィドの同名小説を翻案した文芸メロドラマ。敬虔なクリスチャンで小学校校長の日野東作は、身寄りのない盲目の少女・雪子を引き取り世話をしている。東作は雪子を愛情を込めて育てるが、手術が成功して目が見えるようになった雪子は、東作の弟・進二に惹かれていき。当時18才の原節子が気品ある演技を見せている。
原節子(19歳)・高峰秀子(14歳)の初共演作。ブルジョア一家の怠慢さを諷刺した人間ドラマ。北条家は、叔父の財力に頼りつつ、何一つ不自由のない生活をしていたが、次女の奈津子だけは厳しい現実に目を向けていた。そんなある日、叔父の会社が突然倒産してしまう。
父と娘をつなぐ家族の絆を描いた人間ドラマ。妻と死別した周造(藤原)は、娘の秀子(高峰)と使用人の4人暮らし。妻によく似た女将(三條利喜江)がいるおでん屋に通う周造に、心を痛める秀子。そんなある日、秀子の実父(丸山)が突然現れ、秀子は周造の実の娘でないことを知る。成瀬巳喜男の原作を『白い巨塔』の山本薩夫監督が映画化。
父の留守を守りながら、母と三姉妹でたくましく生きる姿を描いた人間ドラマ。岡村家は、軍医として父が応召され、母と3人娘で暮らしていた。ある日、隣りに大岩老人とその孫・喬が越して来る。やがて互いの家族は親密になっていき。元気で勝ち気な次女・幸子役を原節子が熱演。
1941年(昭和16年) 一式戦闘機「隼」正式採用
日本陸軍が、戦闘機「隼」のPR目的で製作した戦意高揚映画。監督デビュー前の黒澤明と、外山凡平の共同脚本を、山本薩夫監督が映画化。新鋭戦闘機「隼」の誕生を描いたアクション作。夫とともに戦死した野田機関士の息子・喬を引き取った伸子(入江)は、我が子・雄吉と共に大切に育てた。やがて成長した雄吉(岡)は大尉となり活躍する。一方、喬(月田)は、航空機製作所でテストパイロットとして「隼」の開発に命を懸けていた。
戦時下の製鉄所内を舞台にした戦意昂揚映画。柴田(藤田)は、「魔の鎔鉱炉」で事故が起きた際にも一人だけ冷静だった伍長 工員だ。鉄鋼の生産増強のため、仲間らとともに鎔鉱炉の改善に精を出している。一方、新入事務員の久美子(原)は、男気のある柴田に好意を抱いていた。そんなある日、鎔鉱炉でまたしても一大事が起き・・・。
1945年(昭和20年)9月 戦地からの引き揚げ開始
夫・健一(伊豆)の戦死を知った町子(岸)は、夫の親友・康吉(池部)と再婚するが、突然の健一の帰還で二重結婚の悲劇に見舞われる。妻子を奪われた健一の絶望、二人の夫の間での町子の葛藤、健一と町子の仲を疑う康吉の苦悩。強制疎開や食糧不足で苦しむ中、戦争で人生を狂わされた三人の男女を描いたヒューマンな反戦映画。