※私達が担当した和楽器公演の結果と同行した各分野専門家による
各教室・展示部門の写真を紹介いたします。
撮影者は、田鶴子さん、石本会長さん、水野さんです。
ご協力ありがとうございました。
★ 日本トルコ民間交流協会からのお誘いと ベイパザール市長より協会への招待状届く! ★ クリックしてください |
|
◎ 演 奏 者 ◎ 篠笛・尺八・ 箏・十七絃:越智香苗 琵琶・尺八:谷藤田鶴子(瓔山) シャクルート:谷藤紅山 |
|
☆ 公演日程・曲目・演奏会の様子 June 1-7, 2005 ☆ | |
5月12日(木) プレコンサート事前報道 北海道新聞オホーツク版記事 | |
5月15日(日) 遠軽町麦酒館“ふぁ〜らいと” プレコンサート 北海道新聞オホーツク版記事 |
|
6月1日(水) アンカラ市内 在トルコ日本大使館公邸にて夕食会 阿部知之大使の席に石本会長夫妻と我々3人が『日本でも一番遠くから 来られた』ということで同席させていただきました。各テーブル6〜7人の中に、 大使館の役員・関係者が一人ずつ同席し、親しく語り合うことができました。 (同行者46名) ビュッフェ(立食)スタイルの食事の合間、グランドピアノで「荒城の月」 「さくら」などをBGMとして弾かせていただいたところ、好評でした。 阿部大使夫人と記念撮影 |
|
6月2日(木) アンカラ市内
土日基金文化センター 案内プログラム 12:30〜13:30 *センター入り口ホール(茶席横)で入場者歓迎コンサート 「千鳥の曲」「六段の調」「茶の湯音頭」「竹と桑」「ことうた〜日本の歌」 「尺八独奏」 リハーサルを兼ねた雰囲気作りのつもりで始めた予定外の 演奏でしたが、ぞくぞくと集まってきた市民が足を止めたので、センターの係の方が 椅子を準備しました。我々が演奏する両脇に、各種教室の開催を待つ100人ほどの 入場者が聞き入って温かい拍手を送っていました。この様子は、早速翌日の新聞に 大きく掲載され(箏の越智さん)、ベイパザールで見て驚嘆しました。 終了後は、報道関係者が楽器の説明をインタビューしたり、実際に弾いたりしました。 |
|
床に生花を用意してくれました 振袖の着物ショーケースをバックに |
|
13:30〜17:00 *展示室などで展示並び各種教室開催 <生花・書道・茶道・折紙・木目込み> 18:40〜21:20 *コンサートホール(450席)で 武術(体術)・邦楽・和太鼓・着物ショーなど公演 〜邦楽プログラム〜 ◎曲目:1.「鶴の巣籠」(中尾都山) 2.「春の海」(宮城道雄) 3.「風花に寄せて」(谷藤紅山) 4.「哀歌」(吉崎克彦) このほか 我々の演奏後に、現地のカヌーン奏者オムル・エレン氏と ウード奏者ヒダーイエット・ギュルセル氏と我々(十七絃、尺八、琵琶)の セッ ションによる『ウシュクダラ』ほかトルコ民謡3曲が大成功で、 立ち席含め会場600人ほどが手を叩いて歌い、踊りだす程の大盛況ぶりでした。 前夜、招待晩餐会を主催してくれた在トルコ日本大使館の大使夫妻始め、 関係役員や多くの市民、報道各社も訪れ、楽しんでくれました。 ピアニスト、フルーティスト、大使夫妻、アンカラ大学日本語教師、 大使館書記官夫妻、地元の家族の方達から絶賛されました。 特に、今回の旅行中、ガイドを務めてくれた30歳のTunaさんの 言葉: 『言葉では表せない。トルコ人として、 とても感動しました。うれしい。』 |
|
琵琶・尺八二重奏「風花に寄せて」 カヌーン、ウード奏者との共演成功! トルコ民謡三曲のセッション ウードとカヌーンに魅せられて 左からエレン、外山、ギュルセル各氏 我々のセッションに手拍子で参加 |
|
6月3日(金) ベイバザール市内へ 市民が大歓迎 |
|
6月4日(土) ベイパザール市内 案内プログラム 市民祭と日本祭 第1日目 11:00 *オープニング・セレモニーでの和太鼓グループ『胡蝶乱』 (3人)の 「祝太鼓」他に合わせ、紅山の篠笛も加わって開幕演奏。 市庁舎の前の国道での開会式。道路の中央で沿道を埋める人々に囲まれて演奏。 日本訪問者は着物等の正装で特別椅子席のパラソル下で待機。 続く市中パレードではトラックに乗って太鼓と篠笛で練り歩きました。 市長夫妻始め、国のNO.2と言われる裁判所長官やアンカラ市からの高官も訪れ、 文化交流団としては世界で初めて日本人がこの地に足を踏み入れたということで 数千人の市民共々、大歓迎をしてくれました。 |
|
腕まくりして「胡蝶乱」との篠笛即興演奏 男性だけの民族ダンスでお祭の開幕を飾る 民族ダンスに合わせてサズの生演奏 石本会長がトルコ語で祝辞 急遽、トラックに乗って |
|
13:30〜16:00 *展示並び各種教室開催(市内ビル) 15:30〜16:30 *ベイパザール市アラジン通り仮設舞台での公演 武術(体術)・和太鼓・邦楽 ◎曲目:1.ホワイト・フォレスト(水川寿也) 2.ことうた〜日本の歌(水野利彦) 3.マリーン・ラブ(水野利彦) アラディン通り広場での仮設舞台の周りには推定2500〜3000人の 市民や観光客が集まり、演奏を聞いてくださいました。1曲1曲に大きな拍手と 温かい声援を送ってくれました。我々の演奏後、前日、公民館の歓迎式で 高校生による「結婚式に向う花嫁を囲む女性だけの集会」のダンスに伴奏を つけた地元のジュンブッシュ奏者との「ウシュクダラ」のセッションに会場の 市民が手拍子と歌で参加して、音楽による交流をすることができました。 さらに、「日本の祭」を再現するため、 和太鼓と尺八と歌による 「東京音頭」で盆踊りを行い、地元の人達とも踊って交流しました。 |
|
十七絃との「ホワイト・フォレスト」 ジュンブッシュ奏者と共演「ウシュクダラ」: 写真提供は、私のHPとトルコでの公演を紹介してくれた http://www.minikjaponya.com/index.html (アンタルヤに住むドゥヴァン里美さんのご主人のHP)を見て駆けつけてくれた 下記Sahinさん。 ドゥヴァンさんご夫妻は出発前からPRしてくれました。 色々な人との交流が生まれた旅でした トルコが第一次世界大戦で同盟国側について闘っていた頃、木材の輸入が 止まってしまったことがあったそうです。困ったのが楽器を作る職人さん、 木材がないのでサズやウードを作ることができません。 それで考えついたのが、胴の部分が鍋のような金属製の楽器 ジュンブッシュです。 私達がベイパザールについた時の 到着歓迎会の演奏者で、高校の先生です。 |
|
Dear Wataru Kozan Tanifuji I listened you at the Beypazar Festival on saturday 4th of June 2005. I herewith enclosed some of your photos which I shot. With your music and performance you captured us and s howed us Japan romance and elegance. The performance with your instrument "Shakulute" was also fascinating. We thank you much Mr. Watarun. We would like listen you more in Turkey. With my best ragards. Nevzat SAHIN Electrical Engineer (6月10日受信メール:原文のまま) |
|
6月5日(日) ベイパザール市内 市民祭 第2日目 12:00〜14:00 *展示並び各種教室開催(市内ビル) 13:30〜16:40 *ベイパザール チカレット・メスレック・リセシ商業高校 講堂(600席)での公演 地元高校生によるトルコスカーフショー・ 体術実演・邦楽演奏・着物ショー・和太鼓演奏 ◎曲目::1.千鳥の曲(吉沢検校) 2.キビタキの森(宮田耕八朗) 3.竹と桑(谷藤紅山) 4.ことうた〜日本の歌(水野利彦) 5.哀歌(吉崎克彦) 6.ウシュクダラ(十七絃・琵琶・尺八) 高校の講堂(大理石の舞台・床)での公演では、約1000名ほどの市民が集まり、 関係者の予想外の盛況振り。日本の文化に対する関心の度合いの強いことを 知らされました。演奏前後、一緒に写真撮影を希望する人達、紙や腕にサインを 求める子供達や若者達、尺八とシャクルートに興味を示し、急遽、体験コーナーで チャレンジする人達との交流もできて幸せでした。 夜 *お別れパーティー 会場:バールレストラン 地元の太鼓ダブルとオーボエのような楽器ズルナでの歓迎演奏 市長夫妻も駆けつけて二日間の御礼を述べてくれた。ここでも「胡蝶乱」の メンバーと一緒にセッションが始まり、踊りも加わりました。 21:50-22:00 最後の夜は、15000人収容のスタジアム(サッカー競技場)に有名歌手が 出演するということで、中央に設けられたステージ周辺の芝生に集まった若者や 家族も合わせ、25000人以上の市民が溢れたところで、歌手の出演後に、 和太鼓「胡蝶乱」3名と私の篠笛による特別演奏が披露されました。 日本トルコ民間交流協会の石本会長のトルコ語による挨拶の後、今回の 参加者46名がステージ前に紹介され、会場から大きな拍手を受け、歓声が 湧き上がりました。会場には花火も上がり、その雰囲気をさらに 盛り上げました。温かい拍手と歓声に送られてスタジアムを後にしました。 |
|
会場には若者達がいっぱい 「胡蝶乱」との即興演奏 大観衆の大きな拍手に送られて |
|
6月6日(月) イスタンブール市内 19:30〜21:15 キャラバン・サライでディナーショー鑑賞 マレーシャ・シンガポール・タイ・香港・日本からの観光客対象に3人のベリー ダンサーが一人ずつトルコの楽器カヌーン、ケマン(ヴァイオリン)、クラリネット、 ダルブカ、太鼓の演奏に合わせてダンスを披露しました。 途中で、Tunaさんがバンドに伺いをたてて、私の尺八と篠笛でのセッションを 実現させてくれた。「ウシュクダラ」を日本の楽器で演奏するのを聞いた アジアの人達が大変喜んでくれました。会場を出た後も英語で声をかけてくれる 人達がおり、尺八の音色に関心を持ち、喜んでくれました。 何と言っても、サライのウェイター達が「ブラボー!」と言って 喜んでくれたことは、嬉しかった 。楽器を通じて心を通じ合わせた旅でした。 |
|
代表的なブルーモスク、 ここでもセッションを楽しむ 沢山の楽器からネーイを選びました このほか、アヤソフィヤ宮殿、 八寸管から篠笛に持ち替 それにサガート(フィンガー・シンバル)又の トプカプ宮殿も訪ねました。 えて、共演しました。 名をジルも。本曲で生かします。 |
|
日本トルコ民間交流協会 会長 石本寛治氏からの〜帰国ご挨拶〜 今般の私共の事業にご参加くださり、様々な局面でご活躍くださいましたことに 対しまして、心よりお礼申し上げます。アンカラではウイークの中頃で、参加者が 少ないのではないかと懸念していましたが、あのような多数の方々が来てくださって よかったです。ベイパザルは予想を超える歓迎体制で迎えてくださり、感激しました。 市長のみならず市民みんなが私たちを喜んで迎えてくれているのが実感 できましたね。谷藤様ご夫妻、越智様の邦楽演奏はトルコの人々に日本の 伝統音楽の素晴らしさをつたえることが出来たと思います。 本当にご苦労様でした。 また、いつかベイパザルに行って、 市民の皆さんとゆっくり交歓したいですね。 (2005.6.18) |