J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
当時弱冠24歳のスピルバーグが初めてテレビ映画の監督を務め、日本では劇場公開された作品。カリフォルニア州を車で走る平凡なサラリーマンが、巨大なタンクローリーを何気なく追い越したことから、思いもかけない死のゲームに巻き込まれる。現代における不条理の殺意を、手に汗握るサスペンスに仕立てあげた、スピルバーグの才能が処女作にして発揮されている傑作。
一人息子を養子にだすよう裁判所に命令された母親のルー・ジーンは、我が子を取り戻すために服役中の夫を脱獄させて大騒ぎに。1969年テキサスで実際に起こった事件をもとに、パトカーをカージャックした夫婦の逃走劇をコミカルに描く。テレビ映画『激突!』で有望新人監督として注目されたスピルバーグの劇場映画デビュー作。カンヌ映画祭脚本賞受賞。
ハリウッドの映画興行の概念を塗り替えるほど記録的な大ヒットとなり、弱冠27歳にしてスティーヴン・スピルバーグの名を世界に知らしめた海洋恐怖映画の傑作。海辺にあるのどかな町で、女性の死体が発見される。検死の結果、巨大なさめによる被害とわかり、警察署長のブロディは市長にビーチの閉鎖を求める。しかし観光シーズンで町の利益優先のために聞き入れられず、ブロディは漁師と海洋学者と共に巨大なさめに立ち向かうことに。
電気技師のロイは、町の停電を調べているときに信じられない事実を発見する。しかし、誰にも信じてもらえず、政府からの妨害にも合う。しかしロイと同じ様な体験をした人々が各地で現れ始め・・・。異星人と地球人とのファースト・コンタクトを感動的に描き、大ヒットしたスピルバーグ監督のSFスペクタクル映画。フランスの名匠故フランソワ・トリュフォーが俳優として出演。
コンパスの故障で進路を失い、日本海軍のミタムラ司令官の潜水艦はカリフォルニア沖まで来てしまった。真珠湾の次の攻撃目標は映画の都、ハリウッド。アメリカ人の心のよりどころでもあるハリウッドを攻撃することで、経済的にも精神的にも米国に大ダメージを与えようという作戦である。。『JAWS/ジョーズ』『未知との遭遇』に続くスピルバーグ作品。オモチャ箱をぶちまけたような一大怪作コメディ。
日本でも『ミステリーゾーン』のタイトルで放送され、後の『世にも奇妙な物語』にも影響を与えた伝説の怪奇テレビドラマを、オムニバス映画化。80年代の錚々たる監督たち、スティーヴン・スピルバーグ、ジョン・ランディス、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーが4つのエピソードを手がける。
スティーブン・スピルバーグ監督がピュリツァー賞受賞の同名小説を映画化。ひとりの黒人女性が貧困、人種差別、暴力などあらゆる困難に見舞われながら成長し、強く生き抜いていく様を描いた一大叙事詩。まだ16歳の少女、セリーは子供を産むが、生まれたばかりの子はセリーの手から父によってもぎとられた。唯一の心の支えは妹のネッティだったが、やがて知らない男のもとへと嫁がされ、過酷な労働に耐える日々が始まる。
J・G・バラードの自伝的小説を娯楽映画の帝王スティーヴン・スピルバーグが映像化した反戦映画。ダイナミックな戦場描写や主人公の少年を巡る瑞々しい人間ドラマなど、スピルバーグならではの演出がシリアス映画でも冴え渡る。
スティーヴン・スピルバーグ製作・監督による感動のラブ・ファンタジー。事故死した森林火災消化隊の飛行士が天使の導きで地上に降り立ち、恋人の幸せを見守ることによって自らの愛を貫く様を描く。飛行中に親友の危機を救い、事故死してしまったピートは天使ハップの導きでこれから飛行士になろうという青年を守る霊となるが、この青年がピートの恋人ドリンダに恋をして。天使ハップ役でオードリー・ヘプバーンが出演している。
大人になって昔の記憶を失ったピーターパンの再生しての冒険を描くファンタジー。監督は『オールウェイズ』のスティーヴン・スピルバーグ。
マイケル・クライトン原作・脚本による壮大な物語を、スピルバーグ監督が映画化して大ヒットしたアドベンチャー巨編。恐竜の血を吸った蚊の化石からDNAを採取し、クローン恐竜を作りだすことに成功した科学者たち。その恐竜たちが生息する島を“ジュラシック・パーク”と名づけて開園間近というときに、コンピューターに問題が発生し、制御されていた恐竜たちが人間に襲い掛かる。CGを駆使して動き回る恐竜は圧巻。
ナチスが制圧する第二次大戦下のポーランド。ドイツ人実業家のオスカー・シンドラーは迫害されるユダヤ人を労働者として雇い、巨万の富を築く。しかし、彼らが虐殺されていくのを目の当たりにしたシンドラーは、財を投げ打って彼らの命を救おうとする。トマス・キニーリーが書き記したシンドラーの実話を、スピルバーグがモノクロの迫真的な映像で描ききり、念願のアカデミー監督賞を含め、作品賞など7部門を受賞した名作。
世界中で大ヒットしたスピルバーグ監督による『ジュラシック・パーク』の続編。前作の悲劇から4年が経ち、絶滅したと思われた恐竜たちがコスタリカ沖の孤島で増殖を続けていた。そこは、“サイトB”と呼ばれる研究者たちが極秘で遺伝子工学の研究をしていた場所だった。4年前の事件で生き残った数学者のマルコムは生態観測チームと共に現地に向かったが、そこは想像をはるかに超えた凶暴な恐竜たちが暴れまわる島だった。
南北戦争直前のアメリカを舞台に、奴隷船“アミスタッド”の中で実際に起きた暴動事件をスティーヴン・スピルバーグが描いた歴史感動巨編。とらわれたアフリカ人たちは自由を求め、母国を目指す。彼らの希望をかなえるために、元アメリカ大統領ジョン・アダムス(アンソニー・ホプキンス)や若く理想に燃える弁護士(マシュー・マコノヒー)がアメリカ法制度に戦いを挑む。
スピルバーグ監督が故スタンリー・キューブリック監督の遺志を継ぎ、人口知能を持つ少年ロボットが愛を求めてさまよう旅を描いたSF超大作。ロボットの存在が当たり前となった近未来。「愛」をプログラムされた初の次世代ロボットとして誕生したデビッドは、とある夫婦のもとに届けられるが、難病で冷凍保存されていた彼らの実の息子が回復したため、捨てられてしまう。デビッドは愛されることを夢見て、人間になる手段を探す旅に出た。原作はブライアン・オールディス「スーパートイズ」。
10歳の少年エリオットは、ある夜庭で怪物を目撃する。しかし家族は誰も信じてくれず、彼は一人でチョコレートを餌に怪物を部屋におびき寄せた。その正体は仲間に置き去りにされた宇宙人「E.T.」。やがて、二人は心通わせ親友になるのだが…。少年と宇宙人との交流をテーマに描かれた、SFファンタジーの名作。1982年のオリジナル劇場版に未公開映像と最新CG技術によるVFXを追加した20周年記念特別編集版。
監視社会の恐怖を描いたトム・クルーズ主演、フィリップ・K・ディック原作の近未来サスペンス。2054年のワシントンでは、テクノロジーの発達によって犯罪が予知され、人々は罪を犯す前に逮捕されるようになっていた。ところが、予知システムを信頼し任務を遂行していた捜査官アンダートンが、殺人犯として「予告」されてしまう。身に覚えのないアンダートンは、追手を振り切って逃亡。追跡されながらも真実を暴こうと、調査を始めるのだが・・・。
16歳のフランクは、両親の離婚がきっかけで家を飛び出し、詐欺師となる。パイロットになりすまし、提携する航空会社の飛行機で世界を飛びまわる彼を、やがてFBIが追いかけるようになるが、正体をつかませないフランクは、その場の雰囲気で医者や弁護士に化け逃げ続ける。実在の詐欺師の半生を、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス二大スターの共演で描いたスピルバーグ監督の痛快作。
ヨーロッパからアメリカへやってきた男、ビクターは、JFK空港で足止めされてしまう。飛行機に乗っている間に、母国がクーデターで消滅してしまいパスポートもビザも無効。空港から出ることも、母国に帰ることもできず、彼はそのまま空港ターミナルで暮らすことに…。言葉も生活習慣もわからない国で一人奮闘する男と、周りの人々との交流を描いたスピルバーグ監督のヒューマン・ドラマ。
別れた妻から息子と娘を預かっていたレイは、不思議な落ち方をする雷を見た。やがて雷が落ちた場所から、巨大な3本脚のマシンが出現し、街を、車を、人々を、容赦なくなぎ倒していく。子供達を連れて逃げだしたレイだったが、世界中が同時に襲われていて…。宇宙から飛来した敵に、突然襲われた人々の恐怖と戦いを描いた、H・G・ウェルズの名作を再映画化したパニック・スペクタクル。ヒーローではない人間味あふれる主人公をトム・クルーズが熱演している。
ユダヤとパレスチナ、今なお続く対立の歴史の中でも、際立って悲惨なミュンヘン事件と、その後の血で血を洗う報復戦を通し、正義とは何かを、ユダヤ系の巨匠スピルバーグ監督が問いかける、衝撃の問題作。
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