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映画データベース

J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。

ロベルト・ロッセリーニ

ロベルト・ロッセリーニ 商品検索

『無防備都市』(Roma, citta aperta / Open City)

第2次世界大戦のローマ解放直後に制作され、イタリア映画にネオ・レアリスモの幕開けを告げた記念すべき作品。アンナ・マニャーニが走りながら射殺される場面があまりにも有名。少年たちが肩を落として去って行くラストなど、数々の衝撃的な場面が胸に迫る。ネオ・レアリスモを代表するロベルト・ロッセリーニの歴史に残る名作だ。

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『戦火のかなた』(Paisa／Paisan)

アメリカ兵がうっかりマッチに火をつけたため狙撃されるシチリアの物語。少年に靴を盗まれた黒人兵のナポリの話。ローマで娼婦となったかつて恋焦がれた少女に再会する米兵の物語。恋人を探す米軍看護婦のフィレンツェでの物語。ロマーニャ地方のフランシスコ派僧院に泊まることになった3人のそれぞれ異なる宗派の従軍牧師たちの物語。共に戦う連合軍とパルチザン兵士を襲ったポー河畔での悲劇の計6話のイタリアに上陸した連合軍を巡って起こったドラマを描く。セットは用いられず、全て実景で撮影。役者のほとんども素人で、徹底したレアリスモの手法が取られた。静まり返った街や赤ん坊の泣き声といった戦火そのものではない描写によって、戦争の悲惨さを象徴的に表現。名作『無防備都市』をさらに押し進めたロベルト・ロッセリーニの力作。

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『殺人カメラ』(Des plumes dans la ammazzacattivi／Feathers in My Head)

イタリア南部のアマルフィ海岸の村に住む写真屋のチェレスティーノ。彼のもとに聖アンドレアと名乗る老人が現われ、カメラのシャッターを押すだけで悪人をあの世に送ることが出きる不思議な力を授かる。彼は貧しい村人たちを苦しめる悪人どもを一掃しようとするが。監督はロベルト・ロッセリーニ。彼には珍しい喜劇で明るいユーモアが心地よい作品。

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『アモーレ』(L'amore)

ロッセリーニがアンナ・マニャーニの為に撮った「人間の声」「奇蹟」の2話からなるオムニバス作品。「人間の声」もはや愛を取り戻せないと知りながらも、男からの電話をひたすら待つ女。しかし、ついにかかってきた電話は彼女に絶望しかもたらさなかった。「奇蹟」無垢な農民の娘は、がけの上であった放浪者を聖人だと信じこみ、その子を妊娠してしまう。村人の冷笑を浴びながらも、彼女は独力で子供を産むが。

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『ドイツ零年』(Germania anno zero)

『無防備都市』『戦火のかなた』に続く、戦争3部作を締めくくる作品。終戦2年後の廃墟となったベルリンで撮影。落ちていく少年の姿から、もう1つの敗戦国の姿を痛切に描いた作品。フランソワ・トリュフォーは、『大人は判ってくれない』は本作の影響を大きく受けていると語っている。

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『ストロンボリ 神の土地』(Stromboli, terra di Dio)

第二次大戦で祖国を追われ、シチリアの荒れ果てた火山島で暮らすことになった女性の苦悩。監督ロベルト・ロッセリーニ＆主演イングリッド・バーグマンのコンビ第1作。ロッセリーニの『無防備都市』に衝撃を受け、自ら売り込みの手紙を出したバーグマンに、ロッセリーニが答える形で実現した映画。撮影中、2人の不倫がスキャンダルとなり、結果、バーグマンは夫と子供の元を去った。

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『七つの大罪』(7 Peches Capitaux)

ロベルト・ロッセリーニ、クロード・オータン・ララなど、フランス・イタリアの監督たちが聖書につづられた「七つの大罪」をテーマに映画化したオムニバス。第1話「貪欲と憤怒」、第2話「怠惰」、第3話「淫乱」、第4話「嫉妬」、第5話「美食」、第6話「高慢」の6話と、聖書とはまったく関係ない第7話「八の大罪」で構成され、各話をつなげる狂言回しとしてジェラール・フィリップが登場する。

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『イタリア旅行』(Viaggio in Italia)

ロンドンに住む夫婦の危機を描いたロッセリーニの作品。様々な土地の名所旧跡を巡りながら、倦怠期夫婦の心の機微をすくいとっていくロッセリーニの演出が見事。ジャン＝リュック・ゴダールは本作に影響を受けて『勝手にしやがれ』を作ったという。バーグマンとロッセリーニの才能が結実した映画史に残る名作。

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『不安』(La paura / Non credo piu` all'amore)

ステファン・ツヴァイクの同名小説をもとにして映画化、不倫の恋に悩む人妻の姿を描くサスペンス。ロベルト・ロッセリーニ監督とイングリッド・バーグマンのコンビ最終作。

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『インディア』(India, matri bhumi)

イングリッド・バーグマン主演作後、映画を撮れない状態だったロッセリーニが、大まかな構想だけでインドに渡り、実際に見聞きしたインドをカメラに収めたドキュメンタリー。自然との調和、伝統、環境破壊など、インドの現実を様々な角度から詩的な映像で描く。1959年には10部構成の4時間に及ぶテレビ版が放送された。

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フィルモグラフィ

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1930年代
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1970年代
2004-10-18 掲載
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