J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
修理したての靴をなくしてしまった、貧しくて幼い兄と妹の愛と絆を描いた、イランの俊英マジッド・マジディ監督が贈る珠玉の感動作。クライマックスのマラソン大会は必見!
イランの巨匠モフセン・マフマルバフの妻マルズィエ・メシュキニが初監督した作品。イスラム社会で生きる3世代の女性(少女、成人女性、老女)を叙情的に綴る3編のオムニバス。2000年ヴェネチア映画祭最優秀新人監督作品賞受賞。
史上最年少の二十歳でカンヌ映画祭審査員賞を受賞した女性監督サミラ・マフマルバフによる、イラン・イラク戦争で行き場を失った人々を描いた社会派ドラマ。黒板を背負い、村から村へ子供たちを探して歩く職を失った教師たち。しかし子供たちは勉強どころではなく、大人も含め生きていくことすら容易ではなかった・・・。脚本と編集は、「キシュ島の物語」などを手がけた映画監督でサミラの実の父であるモフセン・マフマルバフ。
マジッド・マジディ監督は『バダック 砂漠の少年』(1992年作品)『運動靴と赤い金魚』(1997年作品)『太陽は、ぼくの瞳』(1999年作品)と観てはいるけれども、僕としてはそんなに評価しない監督。イランの社会環境下、けなげに生きる子供たちを描いているのだけれども、高度経済成長期の日本映画によくあったパターンのように思えますし、だから、どうしたいのかというもどかしさを感じてしまう。
アフガンの難民問題を背景に、若者の淡い恋心を綴ったプラトニックで切ないラブ・ストーリー。イランの若者がアフガンから来た少女に無償の愛を捧げる姿を清らかに詩情あふれるタッチで描く。第25回モントリオール映画祭グランプリ受賞。
希薄になってしまった父と息子の関係を通して、現代社会に生きる人間の悲哀を描いたヒューマン・ドラマ。テヘランに住む高名な脳外科医アーラムは、仕事に明け暮れる毎日の中で、家族とまともに向き合うこともない。そんなある日、息子が深刻な脳の病に侵されていることを知り、激しく動揺するが。イランの広大な砂漠地帯の風景と、美しいラストシーンが心に深い余韻を残す。
イランの首都テヘランを舞台に、冷えきった夫婦関係に苦悩する中産階級の男女と、彼らをめぐって交錯する複雑な人間模様を描いたヒューマン・ドラマ。広告会社を営むアミールは、ある日、若く魅力的な女性ネダと出会う。精神科医として働くそうめいな妻シミンとの生活を捨てて、ネダとの愛に生きようとするアミールだが・・・。ヨーロッパを中心にドキュメンタリーの監督として活躍してきたキャリミ監督の劇映画デビュー作品。
2008年度アカデミー賞外国語映画部門イラン代表作品が早くも日本初登場します。イランの一家族に起きる、笑いとドラマの先に浮かんでくる、静かな問い。あなたにとって本当に大事なものは何ですか? イラン映画お得意のアマチュアとプロの俳優の見事なアンサンブルの魅力が詰まった、マジッド・マジディ監督作品。