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人形用ヘアーで簡単カツラの制作
このHPの人形に使っているパジコ社の人形用ヘアーを使った簡単なカツラの作り方を紹介します。
このヘアーは人形のヘアー専用で繊細な表現力に富んでますが大きな人形に使うと細すぎて
ブラシやクシなどが使えないのが難点です、手入れの方法と言えば触らない事でしょうか。
でもセピア、ブラウン、オフグレー、ゴールド、ホワイト、ブラックなど色が豊富な上なんといっても
定価700円という安さが魅力です。
人形用ヘアーを買うとカツラの作り方が書いてありますが読んでもよく理解できないし面倒くさそうなので
完全に自分流で制作してます。
ここではその人形用ヘアーを使ったカツラの作り方を紹介します。
私の人形を買っていただいた方はもちろんですが、これから等身大並みの大きな人形を制作しようと
する人は制作した顔のイメージを本物のカツラを購入する前に確認するのにも役立つかも。
カツラをつくる道具 人形用ヘアー
白いビニールテープ
黒い糸
アロンアルファ
ボンドGクリアー
薄いプラスチックかアクリル板、もしくは厚紙など
1.人形用ヘアーを用意する。
人形用ヘアーを袋から取り出した状態では波のようなクセがついているので
霧吹きで湿らせながら両手でピーンと広げるようにしてクセをとります。
クセのなくなったヘアーを半分に切ります、この半分で1つのカツラを
作ります。
2.3つに分ける
その半分のヘアーの中央を強く握りながらから少〜しだけよりわけて
それを真ん中で糸でむすんでおきます、これは後ろ髪の一部になります
、さらにもう1つよりわけてそれを半分に
切ってからやはり真ん中を糸で結んでおきますこれは前髪になります。
3.カツラのベースを作る
ビニールテープの糊のついた面を表にして写真のようにはりつけていきます。
覆うというよりも乗せる感じの面積でいいと思います、前後左右の4個所に
ずれないように小さく切ったテープでかる〜く固定しておきます。
4.薄いプラ板などを貼る
ビニールテープのベースの上に写真のような感じでプラ板などを乗せるように
貼り付けます、ヘアーを直接固定する部分なので硬くしておく必要があるからです。
大きさは約3×7cmくらいです。
5.ヘアーの貼り付け
ヘアーの真ん中を糸にのせて2つ折りにしてガムテープで床のホコリをとるアレの
芯ですが写真のように糸を指で押さえながらもう一方の手でアロンアルファを糸まで
しみこませるようにたらし、乾燥して糸に固定するまでこの状態でしばらく待ちます。
乾燥後に糸の部分が上になるようにして写真のようにカツラのベースに乗せます。
後頭部の白い部分がなるべく少なくなるようにヘアーを整えます。
さらに糸の上をアロンアルファをたらしてヘアーが抜けないように固定します。
6.前髪と後ろ髪の貼り付け
前髪と後ろ髪の真ん中の糸で結んである部分をアロンアルファをたらしておきます。
乾燥したら結び目のあたりにボンドGクリアーをつけてベースに貼り付けます。
ベースの白い部分が見えなくなるようにすれば張り付けは完了です。
7.ヘアーカット
最後にヘアーをカットして完成です、カットするときは目を人形の目と同じレベル
にしてとにかく揃える事を心がけます、切りすぎを防ぐために長めに残しておく
くらいがいいです。特に前髪は長さよりも揃えることを心がけます。
キチンと揃えれば長さはカツラのベースを前後にずらして調整できます。
ヘアーのクセをなくしたり前髪を大きく巻き込むようにカーブさせたりするときは
手でおさえたり持ち上げたりして形を作ったらそこに熱〜い息をハ〜っと吹きかけ
ればOKです。ドライヤーは風が強烈すぎて実用的ではありません。
ぽいんと 約20分で完成しますが、このカツラのポイントはヘアーのボリュームが少ない
ことです、元来少女は髪の毛のボリュームが少なくてさらさらした直毛であるべき
という信念に基づいてます。癖毛やオバサンみたいに大きな顔を相対的に小さく
見せるため?髪の毛をコテコテにボリュームアップさせる必要はないのです。
それと細かい部分にこだわらないこと、距離を置いて鑑賞するものとし、小さな
みだれや不揃いな部分はジ〜っと見ないようにしましょう(^^;)。