J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
マイケル・ウィンターボトムが、ロンドンの四姉弟の生活をドキュメンタリー風にスケッチする。マイケル・ナイマンの叙情的な音楽が絶妙にマッチ。手持ち 16ミリカメラを用いて、照明・エキストラなしで素顔のロンドンをさりげなく映し出している。日常のささやかな幸せを見出して行く普通の人々を描いたヒューマン・ドラマ。
結婚5年目を迎えた夫婦の前に妻の初恋の男が現れたことで巻き起こる騒動を描いた、イギリスの俊英マイケル・ウィンターボトム監督初のロマンティック・コメディ。原題に引用されたU2のラヴソングにのせ、政治・宗教を背景に絡ませながら、現代社会が抱える深刻な問題を、英国独特の皮肉を利かせてコミカルに描いた快作。
ゴールドラッシュの時代、金鉱と引き換えに妻と娘を売った男が、真実の愛に目覚めるまでを描いた感動の人間ドラマ。監督は『日陰のふたり』のマイケル・ウィンターボトム。総製作費50億円を投じて厳寒のカナディアン・ロッキーに、ゴールドラッシュ当時の街を見事に再現した。
画期的なインディ・レコード会社ファクトリー・レコードの社長で、伝説のクラブ<ハシエンダ>のオーナーだったトニー・ウィルソンを中心に、70年代後半から90年代初頭にかけて起こった“マンチェスター・ムーヴメント”の立役者たちの栄光と挫折を鮮やかに描く。“マンチェスター・ムーヴメント”の時代に青春を送った『アイ・ウォント・ユー』のマイケル・ウィンターボトム監督が、80年代特有の熱狂を見事に浮き彫りにした音楽映画の傑作。
難民問題を真正面から見すえた社会派ドラマ。パキスタンの難民キャンプで実際に暮らす少年を主演に起用。2003年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。
近未来。一部の人間のみに与えられるあるカードの偽造事件を調べるため、上海にやって来た調査員ウィリアム(ティム・ロビンス)。カード印刷所で働くマリア(サマンサ・モートン)と出会ったウィリアムは、彼女が犯人だと知るが、2人は不思議なほど惹かれ合ってしまう。そして、その先の彼らには思いもよらぬ運命が待ち受けていた…。
常に高い評価を受けるイギリスの名監督マイケル・ウィンターボトム。その彼が、本作では、読者の予想を次々と裏切る展開が出版当時大評判となった18世紀イギリスの小説「トリストラム・シャンディ」と、現在のイギリスとを複雑に交錯させる。小説さながらのハプニング続発、虚構と現実が千々に入り乱れる前代未聞の快作。
9.11テロ後の米軍によるアフガニスタン侵攻に巻き込まれた青年達が不当に拘束された事件を、インタビューを交えて再現。社会派監督が驚愕の事実を世界に知らしめた本作はベルリン国際映画祭で監督賞を受賞した。