J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
カリスマ的な人気を誇る乙女派作家・嶽本野ばらの代表作を、『嫌われ松子の一生』、『パコと魔法の絵本』の中島哲也が映画化。正反対なはずだったロリータ少女とヤンキー娘がやがて強い友情で結ばれるまでを、ポップな映像で描く。茨城県下妻市。孤高のロココ・ファッションを貫く桃子(深田)は、父親(宮迫)のさばくニセブランド品を売ろうともくろむ。現われた客は、典型的なヤンキー娘のイチゴ(土屋)。世の本流と相容れず独自のペースで生きるふたりは、いつしか惹かれ合うようになり…。宮迫博之・阿部サダヲをはじめ、樹木希林、岡田義徳、小池栄子、生瀬勝久らがクセのあるキャラを怪演、アニメや時制をずらした構成など大胆な手法も楽しい快作。
山田宗樹の同名小説を『下妻物語』の中島哲也監督が映画化。薄幸なヒロイン・松子の不幸な一生をキッチュでポップな映像を散りばめて描く異色の女性映画。主演の中谷美紀はこの年、女優賞を総なめ。昭和22年、福岡県に生まれた川尻松子(中谷)は成績優秀な少女で中学校の教師になるが、ある事件がきっかけでクビに。その後、愛を求める心が強すぎる松子は人生を転落してゆき、ソープ嬢になった挙句にヒモを殺害して犯罪者に。
一日しか記憶がもたない少女と偏屈老人の心の交流をCGを駆使して描く。04年に上演された後藤ひろひと原作の舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を基に、『嫌われ松子の一生』の中島哲也が監督。変わった患者ばかりが入院している病院。人間嫌いの孤独な老人、大貫(役所)は、毎日同じ絵本を読んでいる少女パコ(アヤカ)のほほを叩いてしまう。しかし、交通事故の後遺症で記憶が一日しか保てないパコは、翌日もけろっとしていて…。