パリ市交通公団(RATP)が運営する地下鉄は、１４路線、約３００の駅がありますが、料金は全線均一で、改札を出ない限り何回でも乗換ができるのが特徴です。

　すべての駅に切符の自動販売機がありますが、ほとんど使われていません。フランス人は自動販売機を信用していないそうです。販売機は窓口のすぐ隣にあるのですが、自動販売機は壊れていて当然で、お金を入れて何も出てこなくても仕方ないと諦める人が多いとか。そんな話を聞かされたボクも敢えて冒険する勇気はなく、列に並んで購入したのでした。

　パリの地下鉄は入場する時には自動改札機を通りますが、出る時に改札機はありません。入場時に自動改札機を飛び越えると（そんな人はいないでしょうが）そのまま何処へでも行くことができるでしょう。ただし、時々乗車中にチケットの確認に来たり、乗り換える時に途中の通路でチェックされることがあります。ボクも一度チェックされました。駅から出るまでチケットを捨てないで下さいね。 ('00.09)