地中海沿いに広がる一帯がコート・ダ・ジュール、「紺碧の海岸」と呼ばれています。ニースやカンヌなどが、地中海の強い陽射しを求めヴァカンスを興じる人びとでにぎわうリゾート地となったのは19世紀に始まるそうです。温暖な海岸線には豪華なホテルがその建築美を競い合うように建ち並んでいます。
リゾート周辺には鷲の巣村などと呼ばれる小さな、でも魅力的な村々が点在しています。シャガール、ピカソやマティス、コクトーら芸術家や詩人はコート・ダジュールをこよなく愛し、これらの地には彼らのアトリエが残され、彼ら芸術家たちの美術館も数多くあります。
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