コンコルド広場

PLACE DE LA CONCORDE
 
  凱旋門からシャンゼリゼ大通りを東に進むと、八角形に区切られ中央に高さ23mのオベリスクが立つコンコルド広場にたどり着きます。八角形になった広場の角にはフランスの8大都市を象徴した8体の女神像が置かれており、その先にはチュイルリー庭園とルーヴル宮が続き、周囲の眺めも美しい広場です。
 1775年完成のこの広場はルイ15世広場と名付けられたそうですが、フランス革命の時にはギロチン台が置かれて多くの人の命が消えた場所となりました。革命後の1795年に未来への希望を込めて、コンコルド(調和)という名称に改められたそうです。('00.09) ('13.11)

広場周囲は交通の要所

チュイルリー庭園とルーヴル宮


広場中央

ローマのサンピエトロ広場を模したといわれる噴水


広場中央にあるオベリスク


ルクソール神殿のものを寄贈された


奥にはエッフェル塔

  広場に期間限定の大観覧車がありました。昼間は歴史ある広場には似合わず景観を損ねているかな?と思ったのですが、夜になるとライトアップされたその姿には惚れ惚れしまいました。この観覧車を見ていると悲惨な広場の過去を忘れさせてくれる風景でもありますね。
 なんと2013年にも残っていました。乗った人の感想では日本とは違い動くのがとても早くまるでジェットコースターの様だったそうです。

2000年を記念した観覧車

2013年にもあった


観覧車チケット売り場


チケット売り場も変わった


観覧車は夜にはライトアップされる


2013年も同じ



 セーヌ川にかかる橋を渡るといやでも目に入るのが、数え切れないほどの南京錠。「愛の南京錠」とかいわれ、恋人同士の名前をイニシャルで刻んだ南京錠を橋の欄干にかけ、セーヌ川に鍵を投げ捨てて不滅の愛の誓いとしているとのこと。あまりに数が多すぎ、重みで欄干の一部がはがれる事態が起きているそうで、除去するにも鍵がなく、手間がかかり悩みのタネになっているようです。('13.11)。

あちこちでクリスマスの飾り付けが始まっている

愛の南京錠


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