モニュメント・バレーとはアメリカ合衆国西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯の名称で、メサといわれるテーブル形の台地や、さらに浸食が進んだビュートといわれる岩山が点在し、あたかも記念碑(モニュメント)が並んでいるような景観を示していることからこの名がついたそうです。
古くからのナバホ族居住地域で、その一部はナバホ族管轄のもと一般に開放する形で公開されています。独特の地形は、2億7千万年位前の地層が現われたものが風化・浸食によって形成され、現在でも風化が進んでいるため、岩山の形はこれからも変わる可能性があるようです。茶褐色の地表はロッキー山脈からの川が鉄分を大量に含み流地域一帯に沈泥となって堆積、当時の酸素濃度は現在よりも高かったため鉄分の酸化が急速に進んだからだと言われています。('14.09)
|