迎賓の間を抜けるとサンテティエンヌ礼拝堂に入ります。付属教会の下に造られ、教会を支えるための太い柱が特徴です。部屋は全体的に暗いのですが、一部光が差している部分もあり、とても幻想的な雰囲気があります。採光のため円形に削られた天井の先は教会の床の部分です。
教会の床から光が入る
もう一つの聖マルタン礼拝堂は厚い壁で教会を支え、円形の天井は9mもの高さがあります。医務室と修道僧の納骨堂の間に位置するチャペルにはピエタが飾られています。
名前のない部屋の一部でライトアップされている部分は岩がそのまま壁として利用されており、モン・サン・ミッシェルのパワースポットの1つとなっています。
聖マルタン礼拝堂を進むと、巨大な木製の車輪が現れます。ホイルの中に数名の奴隷が入り歩くことによりホイルをまわし、梃子の原理で重量物を巻き上げるといういわば「人力クレーン」です。この仕事をすれば食事の量が倍になるというご褒美があったそうで立候補する人も多かった・・・とか。
修道士が書物を読み書きしたり した場所が騎士の間で、大きな暖炉があり、明り取りの窓も大きくなっています。
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