耐震診断のお薦め

 
  • 科学技術の進歩や過去の大地震の被災経験を教訓に、建築基準法(耐震規定)は少しずつ見直されてきています。
  • 具体的には1981年以前の旧基準において、建築物は「中地震時は躯体が健全」であれば良いという考え方から、1981年以降の新基準では「中地震時で躯体が健全である上に、大地震時には人命保護できる」という考え方に変わってきています。

 

この様な建物は、ぜひ、耐震診断を行うことをお薦めします。
 

1.

 

比較的古い建物

  • 昭和55年(1980年)以前に建てられた建物(特に昭和45年(1970年)以前)
  • 老朽化が著しい建物
2. バランスの悪い建物
  • 壁、窓の配置が偏っている建物
  • ピロティ-形式の建物
  • 大きな吹抜けのある建物
  • 混合構造の建物
3. 大勢の人々が利用する建物、災害時に機能維持したい建物
  • デパート等の商業施設
  • 学校、体育館等の教育施設
  • 病院、老人ホーム等の医療・社会福祉施設
  • 庁舎、公民館等の官庁施設
4. 現在は不用になったが、再利用(リニューアル)したい建物
  • 廃校となった校舎を美術館として再利用する
  • 不用となった倉庫をレストランや喫茶店として再利用する
5. その他
  • 地盤の良くない場所に建てられた建物
  • 災害時に周囲の建物に被害を波及させる恐れのある建物

耐震診断の作業フロー