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インターネットのページは今はPCで見るのが一般的ですが、将来はテレビ、モバイル、電話など利用可能な範囲が広がる媒体です。
視覚障碍者の環境と電話で読み上げる環境はほぼ近いし、色弱障碍者の環境とモバイル環境もほぼ近い。
テレビになると見せるのと読み上げ、読み飛ばしが充実しなければ使いづらい。
それ故のアクシビティである事をまずは憶えてください。
判りやすくいえば囲みの要素です。
その中にある内容をグループ化して、ひとまとまりにする。id属性やclass属性、lang属性を使い、任意のスタイルを適用させたり、言語を指定したり出来ます。
性格上、ブロックレベル要素も含む事が可能です。
H1 第一レベル見出し
H2 第二レベル見出し
H3 第三レベル見出し
H4 第四レベル見出し
H5 第五レベル見出し
H6 第六レベル見出し
それ以下に続く文章の見出しを表す要素。
各ページ必ず h1 の第一レベル見出しから始まります。 大概の場合、第一レベル見出しはページタイトルと同じ内容であると思われます。 その下位に第二レベル見出し、第三レベル見出し・・・と指定していきます。 デフォルトのフォントサイズも第一レベル見出しが一番大きく、順に小さなフォントが設定されています。 スタイルシートでその大きさを変えても構いませんが、それぞれのレベルの関係は意味あり、しっかり階層化する必要があります。
例えば
今日の出来事を第一レベル見出しとしたならば政治、経済、スポーツ、これらは同一レベルですから、第二レベル見出しとなるでしょう。
そして、日本の政治、アメリカの政治、サッカー、野球
これらが第三レベル見出しになる。
レベルの位置関係をよく考える事がユーザービリティになると思います。
見出しは拾い読みの役目も果たすため、長すぎるとアクセシビリティを そこねる可能性もありますので、注意が必要です。
#Jwasでは全角50字くらいと されているようです。
ひとつの段落を表す要素。
アクセシビリティ的には内容の主題となる文面を先頭で述べるべきとなっています。統計的にもページ閲覧の際、流し読みするユーザーが多いという実例もあるようです。
J.M.スプールらによるユーザービリティ調査より
- 一般に読みにくいとされる単語数の多いテキストでは、むしろ利用者の理解度、満足度は高い
- スペースのたくさんある、地の白い画面レイアウトでは逆に情報の発見に失敗する確率が高い
- 利用者は画面をスクロールする事に特に抵抗を感じていない
スタフォード大とポインター・インスティテュートのニュースサイト利用に関する共同研究
- 読者は多くの内容を読み飛ばすが、注目する内容の記事本文は75パーセント以上読む
長い文章の引用などに使用する要素。
子要素にはブロックレベル要素のみ使用出来ます。(HTML4.01 strictの場合)
一般的なブラウザでは左右インデントされます。
属性としてはcite="出典URI" - 引用した元の文章や関連情報のあるページを指定します。
インライン要素として引用を使う場合は q を指定します。