『やまダラ』


先週の『やまダラ』を読む

網走番外地 [02.4.23]

北海道とはいえ、気温が20℃を越えることもめずらしくない毎日。
そんな春の陽気の中、皆様いかがおすごしでしょうか?こんにちは、YAMADAしゅに〜です。

さて、春といえば水族館<何でやねん。
地元からクルマで約1時間の場所にある「オホーツク水族館」。
かの槇原敬之先生がライブでやってきた時にも立ち寄った由緒ある水族館であります。
(春先だったので、丁度生まれたばかりのゴマフアザラシがいたとかで、「もうゴマちゃんがかわいいの!」と、ステージ上で地団駄を踏んでました・笑)

そしてオホーツク水族館の人気者・ラッコくん。
そのラッコくんがこの春、どこかの水族館へお嫁に行ってしまいました。もしかしたらお婿に行ったのかもしれませんが、その辺ウロ覚えなのでどっちでもいいです<ホントに人気者なのか?

その結果、今までラッコがいた場所は空家になってしまいました。
たとえ狭苦しい単なるプール状の場所とはいえ、ガラスに藻がついている小キタナイ場所とはいえ、そしてそんな中にラッコくんがいるのを見ていると心が痛む状態だったとはいえ、いざいなくなると寂しいかぎりであります。

しかし、オホーツク水族館に新しい仲間がやってくることになりました。
カワウソくんです。しかも、先日ワシも見学してきた大阪は海遊館からやってくるとのことです。
ラッコやウーパールーパーに比べたら少々インパクトは薄いのですが、それでも北海道の水族館にカワウソが来るのは初めてとのことらしく、現在大プッシュ中であります。

海遊館といえば、それはそれは豪華絢爛な水族館です。
すでに水族館という範疇を越えて、一大パビリオンと言っても良いぐらいのスケールです。
入り口をくぐると、すぐにカワウソくんたちがいる場所に出るのですが、そこもまたすごいのです。
カワウソくんの住んでいる環境をできるだけ再現するためなのか、緑は植えまくってるわ水深も深いわ滝も落ちてくるわ・・・まぁ、とにかくスゴイんです。
そんな中を、10匹近いカワウソくん達が走り回って、水に潜ってと、気のむくままに動き回っているんですよ。

きっと海遊館のカワウソくんたちの間でも、いろいろな会話が交わされたことでしょう。

「なぁカワちゃん、今度北海道に行くんだって?」
「あぁ、そうみたいだね。なんでも、ウソップと2匹で行くらしいよ」
「へぇ〜、いいなぁ。北海道かぁ・・・食べ物とか美味しいんだろうなぁ」
「あはははは!まったく、お前は食べることしか頭にないのかよ〜。いいものが手に入ったら送ってあげるよ」
「海遊館もがんばってくれてるけど、しょせんこれも作り物。北海道の大自然で暮らせるなんてうらやましいなぁ」
「でも、今まで過ごしてきた大阪を離れるなんてちょっとさみしいよ」
「・・・そうだね。でも、栄転だと思って行ってこいよ」
「うん。みんなのコトは忘れないよ!」

そしてオホーツク水族館にやってきたカワちゃんとウソップ。
そこは狭苦しい単なるプール状の場所、そしてガラスに藻がついている小キタナイ場所・・・。

「ねぇねぇカワちゃん、ここがもしかして夢の北海道なの?」
「いや、きっとここは仮の場所なんだよ。これから別の場所に行けるハズだよ」
「ホントなの?ねぇ、ホントなのカワちゃん!?」
「・・・・・・・。」
「カワちゃん!何か言ってよカワちゃん!」
「・・・・・・・(涙にじませる)。」

とまぁ、こんな妄想してしまうほどに、海遊館とオホーツク水族館では施設に差がありすぎるんですわ・・・。
あの小キタナイ場所も少しは改装したのかもしれませんが、それでも海遊館には遠くおよばないことでしょう。

海遊館からオホーツク水族館へ。
夢の大豪邸から4帖半の部屋へ。
まるで栄転っつーか左遷。まさに網走番外地。

こんなんじゃ・・・カワウソくんが・・・カワウソくんが・・・
 
 
 
 
 
 

カワウソくんがカワウソーだ!<ソレが言いたかったんかい!
 

それでも想像だけじゃホントのところがわかんないので、今度ヒマが出来たら見に行ってみます。


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