バルセロナから車で１時間ほどの北西部に位置し、カタルーニャの宗教的中心地であり、「のこぎりでひききられた」という意味があるモンセラット。小さな街はまさにそんな奇岩の中にありました。　街の入り口の看板を過ぎると何とも表現できない奇岩が突然と姿を現します。建物に迫りくるようにも見える奇岩には、あのガウディさえもインスピレーションを受けたといわれるだけの存在感、神秘性があります。やはり「聖地」というからにはこうでなくてはいけません？('05.09)

　修道院と併設されている大聖堂は、隣の礼拝堂とともに約８０名の修道士により運営されているそうです。サンタ・コバ洞窟で発見された黒いマリア像はカタルーニャの守護聖母であり、礼拝堂には参拝者が行列をなしています。当然僕たちもその列に加わりました。薄暗く狭い廊下や階段を上り奥にあるマリア様に対面したときは・・・想像をはるかにこえた美しさに感激が大きく、願い事を忘れていまいました。