フォンヴィエイユ

Alphonse Daudet、FONTVIEILLE

  アルピーユ山脈の西の麓にあるフォンヴィエイユにドーデの風車があります。プロヴンス特有の強風(MISTRAL)が吹き荒れる日にせっせと粉をひくおじいさんの話、アルフォンス・ドーデの小説「風車小屋だより」の舞台となった場所だそうです。この日は早朝ということもあり、風もなく穏やかな気候でしたが、周囲には何もない丘の上は見晴らしも良く、確かにいつも強い風が吹いていそうです。そこに風車小屋が「ぽつん」と建っています。何の飾り気もない普通の風車小屋なので、小説が流行らなければ忘れ去れてしまいそうです。風車小屋の中にはミニ博物館や売店があり、日本語に翻訳された「風車小屋だより」の文庫本も展示されています。('00.09)

風車小屋の周りにはなにもない

あるのは石ころと風だけ・・・


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