ベラッジオ・ホテルで開催されているシルク・ドゥ・ソレイユのショーの一つで、空中ブランコ、アクロバット、シンクロナイズドスイミングなどが中心となった夢の世界を冒険する物語です。
このショーでは舞台全体が巨大なプールになっており、始めから終わりまですべての演出はその水上、水中もしくは空中で行われます。 プールの底が上下に動くようになっていて水深が絶えず変化し、役者が高い空中ブランコからダイビングする際は底を下げ水深を深くし、ダンスを踊ったりする際は底を上げ水深を浅くするかゼロにしています。オリンピック経験者などが繰り広げる演技は、他のショーでも観られる演技とは次元がまるで異なります。
予約はインターネットでも可能で、せっかくなので奮発してアリーナ席の一番前(水かかかる可能性があるとただし書きがある)を予約しました。 ショーが始まるまでの待ち時間には2人のピエロによるちょっとしたパフォーマンスが行われ開演前から観客を飽きさせることがありません。
複数の役者がステージ上、空中、水中などで同時進行的に行うので、目がいくつあっても足りないほど複雑で多彩な演技が披露され、その中にはまるでマジックでも見ているような不思議な場面にも遭遇します。ショーの全体を見ようと思えばアリーナ席でも少し後方が良いのでしょうが、さすがに人気が高くなかなか予約は難しいようです。水かぶり席でも演技者の表情のみならずや息づかいなども感じ取れるなど臨場感満点で決して損はありません。息をのみこむようなアクロバットの合間には2人のピエロのコントなどで観客の笑いを誘います。高いかなと思ったチケット代も十分に元がとれるはずです。
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