ストリップのほぼ中心にそびえ立つエッフェル塔は実物の半分のスケールとはいえ１６５ｍの高さがあります。　１９９９年に完成し、ベラッジオ・ホテルの完成も相まってラスベガスのシンボル的存在となりました。この塔は 「見られる」 場所だけではなく、夜景を 「見る場所」 としても人気が高く、塔の最上部に位置する展望台へのエレベーター料金（大人＄９） は決して安くないのですが、日没後になると展望台へ向かうエレベーター前には、ラスベガスの夜景を求める観光客の行列ができています。

　せっかくパリスホテルに泊まったのなら塔に登らないわけにはいきません。「どうせ登るなら
ネオン輝く夜がおすすめ」と現地のガイドさんに言われたので、行列ができている夜に３０分ほ
ど並んで展望台へのエレベーターに乗りました。エレベーターを待っている途中で記念撮影を
してくれるなどちょっとした時間でも客を飽きさせないのはさすがだと思います。心待ちにして
いた展望台は想像よりずーと狭く小さく人とすれ違うのがやっとの状態で、一周するのもあっと
いう間でした。周囲は金網張りになっていますが、金網にはカメラ窓が作られているので写真
撮影も全く問題ありません。ここからの夜景はラスベガスの魅力を再認識されてくれること間
違いないでしょう。

　ちなみにエレベーターを待つ間に撮ってくれた写真は展望台を降りた近くで販売しています。
立派な台紙がついて＄３０という値段がついていました。値札が目に入らずに値段を聞いたボ
クは＄１３と聞き違えてスタッフに＄２０渡したら不振顔をされました・・・そりゃそうか。いくら記
念のモノと言っても＄３０はちょとないでしょうよ。で、結局は買わずに帰ってきました（蛇足な
がら、追加料金を払うとJPEGで保存されたデジタルデータももらえます）。

　展望台からみる噴水ショーも地上で見るとは違ったおもむきがあります。ただ水柱の高さを感じることができず、音楽もよく聞こえてこないのでその迫力には物足りなさを感じてしまうのは仕方ありません。