「橋の上で踊ろよ♪踊ろよ♪」、童謡「アビニョンの橋の上で」で知られるサン・ベネゼ橋。 12世紀後半ローヌ川に最初に架けられた石橋で、もともとは22のアーチに支えられた全長900メートルの大きな橋だったそうです。17世紀の大洪水で18のアーチが流され、現在は川の途中までのほんの一部だけ残ったままとなっています。
この橋は今でも途中まで渡ることができます。ただし有料(6Frだったか?)で、2階建ての入り口から渡ってみた感想はといえば、この上で踊るのはかなり勇気がいるということ。両側に手すりもないため(最近手すりができたようです)、その幅はとても狭く、しかも高く感じられます。実際に踊ったのはローマ教皇を迎えた地元の住民だったそうですが、危険を恐れぬほど嬉しかったのでしょうね。その証拠に、現在のアビニョンは14世紀から約100年間この地に滞在したローマ教皇の痕跡が、現在でも貴重な観光資源となっていますから。
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