アビニョン

サン・ベネゼ橋(Pont St-Benezet)


 「橋の上で踊ろよ♪踊ろよ♪」、童謡「アビニョンの橋の上で」で知られるサン・ベネゼ橋。 12世紀後半ローヌ川に最初に架けられた石橋で、もともとは22のアーチに支えられた全長900メートルの大きな橋だったそうです。17世紀の大洪水で18のアーチが流され、現在は川の途中までのほんの一部だけ残ったままとなっています。
  この橋は今でも途中まで渡ることができます。ただし有料(6Frだったか?)で、2階建ての入り口から渡ってみた感想はといえば、この上で踊るのはかなり勇気がいるということ。両側に手すりもないため(最近手すりができたようです)、その幅はとても狭く、しかも高く感じられます。実際に踊ったのはローマ教皇を迎えた地元の住民だったそうですが、危険を恐れぬほど嬉しかったのでしょうね。その証拠に、現在のアビニョンは14世紀から約100年間この地に滞在したローマ教皇の痕跡が、現在でも貴重な観光資源となっていますから。


時計台広場(Place De L'horloge)


 アビニョン市のほぼ中央、法王庁の広場から100メートルほどのところにあるこの広場では、市役所の時計塔が機械仕掛けの人形で時を告げます。周囲にはカフェやレストランが軒を連ね、観光の合間の休息をかねてのんびりと過ごす人が数多くいます。


宮殿(Le Palais des Papes)


 14世紀、ローマから移った法王のために建てられた宮殿兼城塞です。10もの塔を巡らした堅牢な外壁の内側は1万5000平方メートルという広さがあるます。堅牢な外壁は一見すると牢獄のようにも見えますが、この宮殿で7人の法王が贅沢な日々を送ったといわれています。シンプルな装飾の北の旧宮殿と、豪華な装飾の施された南の新宮殿が対称的なのも特徴となっているようです。


ノートルダム・デ・ドン大聖堂(Cathedrale Notre-Dam-des-Dom)


 法王庁の左側に高くそびえ、その頂上には巨大な聖母マリア像が置かれまぶしいくらい金色に輝いています。どこからでも目立つ街の目印でしょう。





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