南イタリア生まれのシェフがつくるイタリア郷土料理でピザやパスタが売りになっているので、期待を持って前菜の盛りあわせとシーフードパスタを注文しました。10分ほど待つと大きな皿に乗ったトマトやにんじん、オリーブなどの生野菜と、その周囲にこれでもかとサラミとチーズがのった前菜なるものが運ばれてきました。まだ早熟ではと思われる程硬く、味のないトマトとしょっぱいだけのサラミ、こくのないチーズではなかなか食も進みません。そしてあごが疲れころに運ばれてきたパスタの麺はこれがパスタかと思うほどの味、そして一緒に添えられたのはやはり硬い早熟トマト。最後に自慢のピザを注文する予定でしたが、隣に運ばれてきたピザを見ると、アメリカ人好み?の厚手の生地で4人でも十分ではと思えるほどのボリュームでした。ここまでの料理でその味も想像ができ注文を止めました。料理の味に目をつぶりそのボリュームだけを考えると、料金はかなり控えめで、地元のファミリーが多いのが当然でしょう。日本のイタリアンとは全く違うものと覚悟して、カップルというよりは大勢で賑やかに食事をしたいときに利用するのがよいと思います。
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