北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)11月21日付

急性期入院料1 改定半年で335床増 1病院が入院料3移行

 道厚生局の資料に基づく本紙集計によると、2022年度診療報酬改定の半年間の経過措置が終了した10月1日時点で、道内で急性期一般入院料1を算定する病院数は、改定直前の3月末時点から3病院・335床増えて94病院・1万7571床だった。入院料2は、半年前と同数の13病院が76床減の1574床を算定。初の入院料3算定が1病院(60床)あり、入院料1?3の合計は108病院・1万9205床(4病院・319床増)となっている。


かかりつけ医機能を提言 日医 地域で面としての機能を

 日医は「かかりつけ医機能が発揮される制度整備に向けて(第1報告)」の提言を公表。診診連携・病診連携のネットワーク等により、「地域における面としてのかかりつけ医機能」がさらに発揮されていくことが重要とした。


道透析療法学会 腎リハでシンポジウム 前田氏コロナ禍でも身体機能維持

 第99回北海道透析療法学会学術集会(会長=前野七門仁楡会札幌病院副院長)が12?18日にウェブで開催され、腎臓リハビリテーションがテーマのシンポジウム(座長=角田政隆札幌ふしこ内科・透析クリニック理事長)が開かれた。手稲渓仁会病院の前田卓人腎臓内科部長と市立札幌病院リハビリテーション科の小枝和洋理学療法士が、それぞれの病院における取り組みを紹介。ともに透析患者に対する腎臓リハの有効性を強調、患者のモチベーションをどう維持させるかが課題だと指摘した。


坂泌尿器科 増築して放射線治療センター開設へ 最新のHalcyonを導入

 西区の坂泌尿器科病院(坂丈敏理事長・59床)は、救急出入り口の隣接地で増築棟の建設を進めている。同じ法人の北区の脳神経・放射線科クリニック(池田潤院長・無床)の診療機能を移転し、放射線治療センターを開設する計画だ。増築棟工事は2023年8月末には完了する予定。その後、病院の更衣室跡を改修し、医療材料や機材の保管スペースとして活用していく。


北海道臨床工学技士会 肥田日臨工常任理事が講演

 第33回北海道臨床工学会(会長・大宮裕樹KKR札幌医療センター臨床工学科)が、道科学大とオンラインによるハイブリッド形式で開催された。肥田泰幸日臨工常任理事が「デジタルと臨床工学技士?医療DX・生涯教育・新プリバドがCEを救う」と題して講演。医療のさまざまな分野がデジタル化されていく中で、臨床工学技士が重要な役割を担っていくべきと訴えた一方、活躍できる人材育成へ、新たな生涯教育システムについて紹介した。


財務省が財政審で指摘 医療機関の経営「近年になく好調」

 厚生労働省がまとめた2021年度概算医療費(労災・全額自費等は含まない)動向によると、総額は、新型コロナウイルス感染症による受診減などで大きく減らした前年度から4・6%増の44・2兆円となり、過去最多を更新した。受診延べ日数(延べ患者数に相当)も3・3%増の23・9億日、1日当たり医療費は1・3%増の1万8500円。


●道内コロナ指標レベル 最高フェーズの3に引上げ

●医業経営コンサル協 医療機関等の税制のあり方を提言

●ヘルニアを学ぶ会 特別講演 ロボット手術癒着剥離に有効

●十勝リハビリテーションセンター ウェルウォーク導入 全身リハビリ展開へ

●我汝会えにわ THA後の初回脱臼期間検証 3割の患者が5年以上

●オンライン資格確認 全国32・4%で運用

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