北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)6月27日付

道医代議員会 代表一般質問 かかりつけ医制度化は慎重議論を

 道医(松家治道会長)は、第162回定時代議員会をウェブ併用で開催した。代表・一般質問で道医は、かかりつけ医機能の制度化について国に慎重な検討を求めたほか、リフィル処方箋を巡っては導入による影響や効果を検証する必要性を指摘。松家会長は「日医や関係機関と協力し合って実現していきたい」と表明した。


サイバーセキュリティ 札医調査 対策不十分・分からない

 国内外の医療機関を標的としたサイバー攻撃による被害が増加していることから、札医(今眞人会長)はサイバーセキュリティに関するアンケート調査を実施。自院の対策について、「十分だと感じている」は28・0%の4分の1強にとどまり、「不十分であり、対策が必要」が23・8%、「分からない」が42・3%と、7割近くの医療機関が不安を抱えていることが分かった。


秋山財団賞に鳥越氏 研究助成は36件を採択

 秋山記念生命科学振興財団(秋山孝二理事長)の2022年度秋山財団賞(褒賞金300万円)が発表され、札医大病理学第一講座の鳥越俊彦教授が受賞した。テーマは「ヒトがん免疫応答のメカニズム解明とがん免疫療法への応用研究」。研究助成は計36件を採択。贈呈式は9月7日に開催予定。


函館五稜郭 歯科衛生士が病棟訪問 独自の評価表で早期介入

 函館市の函館五稜郭病院(高田竹人理事長、中田智明院長・480床)は、独自の口腔評価表、評価フロー、看護記録や計画テンプレートなどを作成。それらを活用するとともに歯科衛生士が定期的に病棟訪問を行うことで、口腔ケアや指導が必要な患者の早期介入、継続ケアにつなげている。


手稲渓仁会 事前情報で苦痛を緩和 独自シートで内視鏡検査を解説

 手稲区の手稲渓仁会病院((田中繁道理事長、古田康院長・670床)は、内視鏡検査室看護師が下部内視鏡検査を受ける患者の事前情報から傾向に合わせた看護を実施。検査をイメージしやすいよう専用の解説シートを活用しているほか、フェイススケールによる苦痛度評価を患者と共有することで、負担の軽減につなげている。


●精神保健医療福祉体制検討会が報告書 退院促進措置の対象者拡大

●21年度病床機能報告 回復期が15年度比6・3万床増加

●次世紀への新たな展開 結核学会 旭川で7月1〜2日

●道国保地域医療学会で大友氏講演 包括ケアの地域連携づくりへ

●札幌円山整形外科 気管内チューブの口唇損傷

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