北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)6月13日付

時間外労働時間把握は4割どまり 大学病院本院の常時医師派遣

  厚生労働省が行った医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査で、副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間を概ね把握している病院は4割、大学病院本院は4分の1にとどまっていることが分かった。また2024年4月以降の時間外・休日労働時間が960時間を超える医師がいる見込みの病院のうち、常時医師派遣を行っている病院において、今後中止・削減の予定ありは、大学病院本院が10%、地域医療支援病院が6%、非常勤医師派遣では4%、10%みられた。


救急安心センターさっぽろ 21年度利用は56%アップ

  札幌市は、電話による救急医療相談窓口「救急安心センターさっぽろ」の2021年度利用状況をまとめた。前年度比56・4%・11万4721件増の31万8198件で、1日当たりは314・3件増の871・8件。新型コロナウイルス感染症の感染拡大とともに大幅に増加したほか、前年度減っていた救急医療相談、医療機関案内が再び増加傾向になった。


膵がん予後予測モデル作成 遺伝子変異、マーカー値を活用

 北大消化器外科学教室?の小野雅人博士課程大学院生、中村透助教、平野聡教授らの研究グループは、膵がんのゲノムデータ解析結果から、がん抑制遺伝子TP53とSMAD4の変異、腫瘍マーカーCA19─9の値を組み合わせた、外科切除後の新たな予後予測モデルを作成したと発表した。グループは研究成果について、これまで画像診断や臨床病理学的な情報に基づいて決定してきた膵がんの診療方針に、革新的な変化をもたらすことが期待されると指摘している。


北海道循環器 心リハ 野外プログラムでモチベアップ

 中央区の北海道循環器病院(大堀克己理事長、山崎健二院長・95床)は、心筋梗塞や心不全患者の再発予防へ、急性期から回復期、慢性期と幅広い心臓リハビリテーションを提供。特に野外プログラムは体力向上のほか、心リハ継続のモチベーションアップにつながると、患者から好評だ。


●医療分野サイバーセキュリティ対策を徹底 ISAC設立、お助け隊活用へ

●医療提供体制の強化など コロナ対応有識者会議 検討課題の整理示す

●地域枠学生 限定教育で満足度高く 医学連調査 

●中村記念南 IVR実践の意識調査 自ら学ぶきっかけに

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