北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 3月26日付

道内の病床機能 19年度報告 急性期は2300床のダウンに

 道は、病床機能報告制度に基づき、一般病床・療養病床を有する病院・診療所の2019年7月1日時点における医療機能ごとの病床状況をまとめた。「高度急性期」は前年同月に比べ976床増の6799床、「急性期」は2294床減の3万4536床、「回復期」は990床増の8431床、「慢性期」は833床減の2万5369床となった。高度急性期は16.8%増、回復期は13.3%増、急性期は6.2%減、慢性期は3.2%減だった。


施設基準「満たさない」 4割強の病院が該当─保団連調査

 保団連が実施した「新型コロナウイルス感染症拡大による施設基準管理への影響調査」結果によると、コロナ禍で満たせなくなった(満たせなくなる恐れがある)施設基準について、人員配置基準が30.5%、月平均夜勤時間数が26.6%、重症度、医療・看護必要度(看護必要度)が20.4%、該当患者数・実施件数が19.3%、該当患者割合が18.5%、平均在院日数が14.9%となっており、「満たさない」(42.2%)、「分からない」と回答した病院が半数に上るなど、厳しい実態が浮き彫りになった。


医師国試 道内合格8年連続300人超

 厚生労働省が公表した第115回医師国家試験の学校別状況によると、道内3医育大の合計合格者数は、過去最多を記録した前回を45人下回る321人だったが、8年連続300人台となった。うち新卒は、最多だった前回から31人減の307人。合格率は0.4ポイント減の93.0%、新卒は0.1ポイント減の96.2%と、それぞれ全国平均(全体91.4%、新卒94.4%)を2ポイント近く上回っている。


札幌東徳洲会 多職種ミーティングを積極活用

 東区の札幌東徳洲会病院(太田智之院長・325床)は、内視鏡検査を担当する全ての医師・看護師・コメディカルによる多職種ミーティングを開催。医師のスケジュール把握をはじめ、検査内容、使用するスコープの種類といった情報を共有することで、業務の効率化に結び付けている。


●高齢者接種供給体制 市町村6割が未定
●介護医療院開設562施設に 全国で3万5000床超える
●AMED革新事業 21年度目標を決定─文科省
●がん遺伝子パネル検査 20年は約1万件登録

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。