保団連が実施した「新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する緊急アンケート」(第1次集計速報)結果で、4月の保険診療、外来患者数が前年同月に比べて減った病院、診療所はともに9割近くに上った。衛生防護用品の不足は深刻で、損失への補償、人件費補助を要望する声が目立っており、「第2波・第3波に備え、医療機関の立て直しが必要」と訴えている。
204病院、1,816診療所の回答を集計した。両者合わせて保険診療が「減った」は86.55%、「変化なし」は7.1%、「増えた」は1.6%。減収施設は病院81.9%、無床診87.1%、有症診86.4%となっている。
減収割合は「3割以下」64.4%、「3割超〜5割以下」19.5%、「5割超〜7割以下」5.4%で、「7割以上」も1.2%みられた。
|