国際観光医療学会の第6回学術集会が、学会理事の原田一道氏(はらだ病院理事長)を会長として、旭川市で9月に開かれた。観光医療(医療ツーリズム)には懸念の声も根強いが、当日は全国から約240人の医療・観光関係者が参加し、活発な意見が交わされた。同学会は、観光医療の健全な発展を学際的に討議する場として、存在を強くアピールしている。
同学会は、外国人観光客受け入れ体制を備えた独協医大日光医療センターを開設した寺野彰同大名誉学長を理事長として2010年設立。同年に閣議決定された新成長戦略で外国人患者受け入れ推進が盛り込まれたことから、国際的視野に立って観光医療の問題点を討議しながら、「観光医療学」の発展を目指す。
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