北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2024年(令和6年)2月23日付

24年度診療報酬改定 全容明らかに

 2024年度介護報酬改定に続き、診療報酬改定の全容が明らかになった。介護と医療の共通課題に挙がっていた、要介護高齢者に対応した急性期入院医療の新たな担い手となる「地域包括医療病棟」創設など、同時改定を機に介護・医療連携強化を推し進める新たな項目が並んだ。


「実質マイナス改定」介護労働安定センター支部事業者支援セミナー

 介護労働安定センター北海道支部の事業者支援セミナーが札幌市内で開かれ、小濱介護経営事務所の小濱道博代表が2024年度介護報酬改定内容を解説。物価高を考えると実質マイナス改定としながら、特定事業所加算をはじめ、加算を確実に取得することで引き下げ分をカバーし収益を安定させられると説いた。


ちとせ介護グランプリ 介護・医療知識クイズで競う

 石狩管内の介護施設、医療機関のスタッフが介護や医療に関する知識をクイズ形式で競い合う、第6回ちとせ介護グランプリが千歳市内で開催された。介護技術、制度内容を問う内容が出題され、同市内のグループホーム幸福(やさしい介護運営)職員チーム「やさしい介護B・Jゲッツ」が初優勝を飾った。ちとせの介護医療連携の会、介護グランプリ実行委、市保健福祉部の主催。「究極の介護エンタメ」と銘打ち、楽しみながらスタッフのチーム力向上、参加者同士交流、介護の魅力発信を目的に開かれた。市内のほか北広島市、石狩市の8法人から11チームが出場。


2023年老人福祉・介護事業倒産 過去2番目に多い122件

 東京商工リサーチは、2023年の老人福祉・介護事業倒産が介護保険制度の創設された2000年以降2番目に多い122件(22年比21件減)だったと発表した。そのうち訪問介護事業者の倒産は過去最多で、人手不足、競合、物価高などが重なった影響とみている。倒産件数は、デイサービス運営グループ31社の連鎖倒産で過去最多となった22年に続き高水準だった。


栗山町がヤングケアラー出前講座「悩みあれば大人に話して」

 栗山町は2023年度から町内小中高校で「ヤングケアラー出前講座」に取り組んでいる。同講座は、町が21年4月施行のケアラー支援条例を根拠に設置したケアラー支援推進計画に盛り込んだ事業。ヤングケアラーへの理解を深めるとともに、子どもたちが家族などのケアで負担を感じた時に、周囲の大人に助けを求める発信力を身に付けてもらうのが狙いだ。講座実施に当たっては町ケアラー支援推進協議会を中心に、町福祉課、町教育委員会、町社協が横断的に連携して企画した。


●介護分野 ロボット導入・ヤングケアラー支援など継続 北海道が24年度予算案
●旭川市24年度予算案 新規で初任者研修、受講補助金 一般会計 1715億7000万円
●24年度診療報酬改定 個別項目(介護関連抜粋)
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】セラピー犬と共に回る訪問看護わおんナース札幌(札幌市東区)
【連載】●専門医が教える認知症ケア最前線=2
     市立病院前老年内科メモリークリニック(札幌市中央区) 中野正剛院長
    ●「医療と介護の連携」で考える=5
     北見市医療・介護連携支援センター 関建久センター長
    ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=49
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表

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