北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2024年(令和6年)2月9日付

23年賃金実態調査=NCCU 月給制介護職7月時点26万2660円

 月給制の介護職の月額賃金は2023年7月時点で26万2660円、同3月に比べ3676円(1.4%)引き上げになったと、UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)の実施した23年賃金実態調査(速報版)で分かった。22年の税込み年収は392万4161円(21年比11万6000円増)。3分の2が今の賃金に不満を感じている状況も明らかになった。調査は23年9〜10月に行い、2947件(月給制1811人、時給制1136人)が回答した。


24年度診療報酬改定、厚労省が個別項目を提示

 2024年度介護報酬改定と同時となる診療報酬改定の枠組みも明らかになった。厚生労働省は24年度診療報酬改定の個別項目を中央社会保険医療協議会に提示。介護関連では、施設入所者の病状急変時に協力医療機関で入院を受け入れた場合を評価する加算新設などが盛り込まれた。入所者の生活を支える介護職も安心できるスムーズなバックアップ体制構築が促進されそうだ。


介護人材確保・定着に力 札幌市が24年度予算案

 札幌市は2024年度予算案を発表した。一般会計は1兆2417億円(23年度比0.2%、25億円減)で過去2番目の予算規模となる。介護職など人材不足対策に関わる予算を積極的に計上した。福祉関連では介護人材確保促進費に1300万円(同200万円増)を充て、介護サービス事業所を対象にした人材確保・定着に向けた研修支援や、介護職啓発のための出張講座などを実施。


地域連携で支援スムーズに 災害対応研修会=札幌市ケケアマネ連協

 札幌市介護支援専門員連絡協議会のケアマネ資質向上研修会が同市中央区で開かれた。災害発生に対する平時からの備えをテーマに、千歳市向陽台区地域包括支援センターの平井貴子氏(災害支援ケアマネ、主任ケアマネ)が講師を務め、日頃からの高齢者家庭状況や地域のつながりといった社会資源把握、専門職同士のつながりと情報共有が災害対応に重要と強調した。


認知症予防ゲームがグランプリ 吉田学園情報ビジネス専門学校生開発

 吉田学園情報ビジネス専門学校(札幌市東区)ゲームスペシャリスト学科学生4人が開発したゲームアプリ「脳メモ―脳力トレーニング」が、シニア世代の認知機能低下予防・脳年齢活性化、若年世代の才能育成を目的にした第55回全国電子工学系学校ゲーム制作コンペティションで最高賞に当たるグランプリに輝いた。受賞作は全国の社会福祉法人などに配布予定で、学生たちは「ゲームを習慣化し、楽しみながら脳トレを継4年制大学学生が対象。一般社団法人日本電子機器補修協会(JEMTC)が主催し、知育、認知症予防をテーマにしたタブレット端末で遊べるオリジナル脳トレゲーム作品を募った。全国約150チームから応募があり、12チームが決勝大会進出。2023年12月に名古屋市で決勝が行われ後援企業、福祉・医療施設関係者ら審査員投票でグランプリを決めた。


●訪問介護基本報酬引き下げ 「誇り傷つける」抗議文 全国ヘルパー協議会、日本ヘルパー協連名で厚労相に

●安全優良職長厚生労働大臣顕彰に アメニティ帯広・出口係長 労災発生防止実践で
●ほくやく空知支店(砂川)新築移転 介護、SPDなど4拠点集約 ほくやく・竹山HD5月稼働へ
●福祉医療機構22年度決算通所介護経営分析参考指標 通常規模型が収支マイナス
●札幌市ケアマネ連協 スーパービジョンテーマに主任ケアマネ研修会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】デイサービス練(札幌市北区)森貴弘センター長
【企画】専門職と市民を結ぶ取り組み、NPO法人あえりあ(札幌市)
【連載】●「医療と介護の連携」で考える=3
     北見市医療・介護連携支援センター 関建久センター長
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=48
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=28(終)
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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