北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2024年(令和6年)2月2日付

能登半島地震被災者支援 つしま医療福祉グループ職員派遣

 つしま医療福祉グループ(札幌市豊平区)は能登半島地震による厚生労働省の依頼に応じ、介護福祉士、社会福祉士らを石川県金沢市の1.5次避難所に派遣している。第1陣5人は1月15?21日に要介護者を支援。隊長を務めたノテ福祉会介護付有料老人ホーム「天」(同区)施設長の新田太一さん(介護福祉士)は「トイレ、ご飯だけでなく、生活の水準も上げることが介護の仕事だと思っており、相手の視点を大切にしながら少しでも環境が良くなればと携わった」と振り返る。


介護ロボット積極導入 小樽・サ高住アザレアおたる入船

 「『われは海の子』のメロディーに乗って、一緒に歌って踊りましょう」「平泳ぎのように手を前に伸ばし、広げる動きを繰り返します」と声が室内に響く。これは人間ではなく、ロボットによるものだ。小樽市の医療法人社団三ツ山病院(中井義仁理事長)が同市内で運営する「サービス付き高齢者住宅アザレアおたる入船」で、コミュニケーション、移乗サポートなど多様な介護ロボットを積極的に導入している。職員の業務軽減につながるほか、利用者からも好評を得ている。サ高住に通所介護、訪問介護、訪問看護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護が併設されており、各種ロボットをさまざまな場面で使用している。


北海道が高齢者権利擁護考える集い 虐待防止には発生要因明確化必要

 北海道は2023年度高齢者の権利擁護を考える集いを札幌市中央区で対面とオンラインで開催した。弁護士による基調講演のほか、介護施設関係者らによるパネル討議を通して、職場環境改善を通した高齢者の権利擁護、虐待防止に取り組む意義について意見を交わした。高齢者虐待防止法普及啓発、権利擁護の知識普及、虐待防止を目的に開催。冒頭、道による施設での虐待に関する調査結果について担当者が説明。虐待行為を行った職員の多くが業務負担の重さを感じており、発生防止策として職員同士コミュニケーション確保、介護職増員、相談しやすい体制を挙げる声が多いと報告された。


●介護報酬改定 主な改定事項(下)
●2月からの処遇改善支援補助金 4月以降はベア基本に 厚労省がQ&A


【連載】●「医療と介護の連携」で考える=休
     北見市医療・介護連携支援センター 関建久センター長
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=47
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=休
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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