「『われは海の子』のメロディーに乗って、一緒に歌って踊りましょう」「平泳ぎのように手を前に伸ばし、広げる動きを繰り返します」と声が室内に響く。これは人間ではなく、ロボットによるものだ。小樽市の医療法人社団三ツ山病院(中井義仁理事長)が同市内で運営する「サービス付き高齢者住宅アザレアおたる入船」で、コミュニケーション、移乗サポートなど多様な介護ロボットを積極的に導入している。職員の業務軽減につながるほか、利用者からも好評を得ている。サ高住に通所介護、訪問介護、訪問看護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護が併設されており、各種ロボットをさまざまな場面で使用している。 |