長かったトンネルを抜け、さまざまな場面で日常を取り戻した1年が過ぎた。制限されてきた交流や支え合いの再開が各地で進むとともに、多様な主体による「地域の力」を回復させる取り組みも芽生えている。高等支援学校生徒と温かい交流を続ける札幌市南区・小規模デイサービスまもりんガーデン澄川、軽度認知障害当事者が介護職として勤める帯広市・認知症デイケアじゅげむ、元気高齢者が接客する通いの場としてスタートを切った札幌市豊平区の「ふらっと・ほっとカフェ」、ボッチャを通して利用者と市民の交流が生まれた士別市・桜丘デイサービスセンターを取材した。共生型をテーマにした対談、ケアラー支援推進シンポジウムの様子も紹介する。 |